Twitterでの投稿
ZeebraがTwitterで「AUTO TUNE」についての持論を投稿し多くの反響を呼びました。
「AUTO TUNE掛けたラップが嫌い」ってのは個人の好き嫌いなんで自由だけど、AUTO TUNE自体を否定する「AUTO TUNE論議」が本国アメリカで起きたのはもう10年以上前。Jay-Zがディスって一度鳴りを潜めたが、Futureなどの成功から復権した。音階を補正するという本来の使い方を超えた所に意義がある。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年6月15日
それは例えばラップが歌唱力を持たない者に表現するという機会を与え、全く新しい歌詞の世界観を生み出した事とも比較できる。AUTO TUNEを掛けながら歌う事で、メロディー感覚の無い者にもメロディーを作る機会を与えた。そして、そもそもロボット的な音声加工はファンクの時代から黒人音楽の一部。
— Zeebra (@zeebrathedaddy) 2019年6月15日
Jay-Zのディス
Jay-Zのディスとは、「D.O.A. (Death Of Auto-Tune) 」という曲のことでしょう。(Blueprint 3収録)
この当時トレンドとなっていた AUTO TUNE
Jay-Zはインタビューにおいて
「トレンドが単なるギミックに堕したときにそれを除去する」と表現していました。
便利な道具として「安易なAUTO TUNE使い」に対しての疑問視はZeebraも同様だと感じとれます。
Futureの成功
Futureとは複数のアルバムで全米一位を獲得しているラッパーであり、AUTO TUNEを使用したスタイルが特徴。
Zeebra ラジオでの言及
2019.6.17の「LUNCHTIME BREAK」にてゲストの「Novel Core」と共にAUTO TUNEについて語っています。
ラッパーはシンガーではないので、幅を広げるために「AUTO TUNE」は手段としてはアリ。
「AUTO TUNE」を使うことで予想だにしないメロディの閃きが降りることもあり、そこが魅力。
だけど、ケロらせすぎて全部が似たり寄ったりになるのは考えもの。
翌日の「LUNCHTIME BREAK」においても、「KEN THE 390」「ACE COOL」と共にAUTO TUNEについて語っています。
現在、スタンダードになっているAUTO TUNEと比較して「90年代HIPHOPの方がよかった」という意見がよく出るが、当時は当時のトレンドを取り入れてやっていた。
どうしても自分達が馴染み深い年代がベースで考えられがち。
色んな物を取り入れて変化していくのがHIPHOPの本質
話の概要はこのようなものでした。
Zeebra、Novel Core、KEN THE 390は論理的に話すのが上手く、とてもためになる内容でした。
まとめ
その他、ZeebraはTwitter上で様々なことに持論や解説を呟いています。
丁寧に対応するが故、時々荒れています。