言わずの知れた日本語ラップの名盤、TOKONA-X『トウカイXテイオー』とOZROSAURUS『ROLLIN’045』
この2枚には歌詞カードに加えて「英訳」の歌詞まで付いています。
言わば輸入盤ならぬ輸出盤みたいになっており、世界中どこに出しても恥ずかしくない、日本を代表するアルバムだからこその仕様になっています。
気になるあのパンチラインはどう英訳されているのでしょうか。
都会に巣食うハイエナちゃんてゆうより
まかれたエサ小突くづくハトポッポYou act like a pigeon pecking at the feed thrown
Rather than a hyena living in the cityTOKONA-X『Nexxxt Big Thing』
根も葉も無えうわさ 国家委員やっとるとかさぁ
やっとるけどさHeard some stupid stories,
Like me doin’ a government official or somethin?
True story,TOKONA-X『I’m in Charge』
コカインのダブルミーニングは英訳だと伝わらないですね。
自由に又羽がはえた気だこりゃ
英語でなんちゅーのこりゃ
I gatta be free?Like I gat a free wheeling freeling
How do you say it English
I gatta be freeTOKONA-X『New York New York』
このラインを英訳した時のコレジャナイ感。
前へ 毎日 毎月 毎年
錆びた方位磁石など使えねぇGo ahead everyday, month and day
Rusted compass is useless
ここからそこ エリアからエリア
そこからここ エリアからエリア
内から外 エリアからエリア
外から内 エリアからエリアFrom here to there area area
From there to here area area
From inside to outside area area
from outside to inside area areaOZROSAURUS『AREA AREA』
まぁそうだよなと。これほどシンプルなリリックが死ぬほどカッコイイというMACCHOの凄さを改めて感じました。
元気にさせる電気 VILI VILI
Give you strength electric to VILI VILI
街は噂がザワザワ
Rumor of street sounds noisy, zawa zawa
お宝体に巻くジャラジャラ
Fill up your body with treasure, jara jara
OZROSAURUS『VILI VILI』
MACCHO特有の擬音はそのままローマ字表記となっています。
ルートからルートへ
Mix ARE AREA
振り返ると 今 立体の上
今 信号邪魔 まだもう少しプラッ
ならハイウェイ乗り込む
追い越し可From the route to the route mix area area
When I look back, I’m on the solid
Now signals are interrupting
So chill little more
And get on the highway
It’s possible to overtake itOZROSAURUS『追い越し可』
『追い越し可』の曲名は『OVERTAKING』となってます。
そして「プラッ」は「Chill」と訳されています。
この曲のトラックってDJ CELORYだったんですね。
まとめ
ということで、英訳付きの当時シーンの注目を集めていたアルバムを紹介しましたが、他にも英訳がついたアルバムはあるんでしょうか?
もっとDigっていきたいと思います。