【韻考察】ZORN『Roots』

フリとオチをしっかり付けて固い韻を踏むZORNのスタイルから一変、この曲では自然と流れるような韻を踏んでいます。

Timberlandのロゴにちなんで植物で例えられた内省的なリリックと流暢な韻が絶妙な曲です。


毎日早起き 家から飛び出して
8時から5時 着てた作業着
七転八倒 汗をかいては 
人生が土壌 種を蒔いてた
いつか必ず 大きな木にな
水は欠かさず 根気がいんなぁ
来る日も来る日もじっとして耐える
だけど 待てどらせど 一向に芽が出ず
片や 傍ら 瞬きの間に
花や実となり 早咲きの他人
後から来られ そんじゃと追い越され
おかげで日 そりゃあ面白かねぇ
雨にも負けて 風にも負けて
焦り抑えてソッタレ糧にと励んで
10年でダメでもやめられずいた
11年目 種は芽吹いた 

四季も巡り 嵐が来た夜
木々をえぐり バタリなぎ倒す
あっさりと咲いた花はあっさり萎れ
真っ先に立った木から真っ先に折れる
片や 傍ら 月日を重ね
ずっしりと構え随一のラッパーへ
でも俺の成果は地べたにねぇもん
育ててたのは見えない根っこ

My Roots
上へと芽を吹かすため
下へと根を深く
忘れないんじゃない
忘れようがない 

 

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