2022年9月12日のCreepy NutsのオールナイトニッポンにてCreepy Nuts『フロント9番』を紹介
R-指定:曲紹介するわ。俺ら9月7日に『アンサンブル・プレイ』といるアルバムを出したんやけど。俺らめっちゃいいアルバム出したやんか。
DJ松永:間違いないな、頑張ったよな。
R-指定:俺が別の人の人格になって書いた曲です。別の人の視点になって、別の人を降して書いたんやけど。
『アンサンブル・プレイ』ってさ、色んな人の視点になって書いたアルバムやんか。
さっきかけた『友人A』もそうじゃないですか。
R-指定:元々アイデアは2015年ぐらいにあったけどっていう感じで、今から紹介する楽曲もアイデアは2015年ぐらいにあって。
DJ松永:サビは出来てたね。
R-指定:『フロント9番』という楽曲なんですけども、これは歌詞の内容とかを皆んないろんな解釈してくれたり。それこそ仕事で会う女性とかにも「私のことですか?」みたいに言ってくれたりする人も居るぐらい。みんなが解釈してくれてるし。
DJ松永:ありがたい。
R-指定:ありがたいですよね。でインタビューとかで俺の解釈を書いてるんですけど、今回『アンサンブル・プレイ』というアルバムは俺の話じゃなくて、そもそもいろんな人を降して書いてるから、作り終えた時点で、俺らの物ではある種なくなっているから、自由に受け取ってもらっていいなと思ってね。
DJ松永:しかも、アルバムの流れで聴くとまた話変わってきたりするから。
R-指定:俺が書き始めた時は、こういう目線の人のこういう話でしたけども、出来上がったりアルバムの中へ入ったり、その人の聴くシチュエーションによって全然勝手に解釈してもらって結構ですね。
だからあえてここは何か歌詞じゃなくて、何か普通にラップのテクニック的なとこちょっと1個だけ紹介しようかなと思うんですけど。
今回は歌詞の内容が具体的だったりストーリーであるが故に逆に1Verse目はめっちゃ韻にこだわりましたね。
“昨日はかなり” っていう音をVerseの最後までずっと引き継ぎながらストーリーを展開させるっていうをやりました。
だから最後、 “火をつけたヤニと身の上話” って。多少韻の誤差とか細かい違いはあれど、ずっと「 i o u a a i 」っていうこの音の流れるまんまでストーリー展開さすことできへんかな?というのを試した1Verae目になってたります。
DJ松永:今回のアルバムもまあ踏んでいるよね。
R-指定:固いっすね。めちゃめちゃ意識してRhymeしていってるかも。
それがその文字に起こして母音と子音で分解してローマ字にして韻って訳じゃなくて、一つの音のかたまりとして「Rhyme」と。だから韻というよりがRhymeと捉えてもらった方がいいかもですね。
DJ松永:文字起こしじゃ理解できないライミング。
R-指定:口に出して初めて気持ちいい、ということは踏んでるんだっていう種類のライムですね。だから内容は各々咀嚼してもらいつつも、これは結構そういうテクニックも詰まった楽曲になっております。
DJ松永:実はというね。
R-指定:実はテクい曲というね。聞いてください『フロント9番』
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