作り手の意図を超えて機能する音楽。RHYMESTER『そしてまた歌い出す』

2011年3月2日に発売されたRHYMESTERのアルバム『POP LIFE』

その1曲目『そしてまた歌い出す』はどんな時代や世相になろうとも「音楽は無力じゃない」ということを歌った曲です。

歌ってる場合ですよ!
どんな時代だってこの世に人がいる限り
歌ってる場合ですよ!
あなたも辞めないさ きっと声続く限り

そしてご存知の通り、アルバム『POP LIFE』発売直後に東日本大震災が起こり『そしてまた歌い出す』の意味や深み、聴こえ方が大きく変わりました。

このような現象を宇多丸は後に「音楽は作り手の意図を超えて機能する」と語っています。

震災後、自粛ムードが続く中、RHYMESTERは『POPLIFE RELEASE TOUR』を決行し、登場から『そしてまた歌い出す』『Just Do It!』を歌い上げ「パーティーするのも闘いのうち」と語りました。

10年後の今

そして10年後の今、コロナウイルスの影響による自粛ムードのご時世です。

『そしてまた歌い出す』の聴こえ方が作り手の意図を超えて心に響きます。

歌ってる場合ですよ!
そう、あなたも歌ってる場合ですよ!
俺は今も歌ってる様子ですよ!
そして明日も歌ってる予定です Yo!

そしてまた歌い出す…

パンパンのフロアでRHYMESTERのLive観たいっすね。

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