壮絶なエピソードを歌った名曲まとめ

「リアル」を歌うラッパーのリリックには時折、一般人では想像もつかない様な壮絶なエピソードが出てきます。

そんな「壮絶なエピソード」を歌った名曲まとめです。

ANARCHY / Fate

幼少期の壮絶な環境を歌った曲です。

その環境を描写する生々しいリリックから初めて知る日本のゲットーに複雑な感情になり、

そこから抜け出そうとする心の叫びに胸を打たれる楽曲です。

 

お母さんが出て行ったことを描写するリリック

下駄箱に置き去りのハイヒール
写真の中笑顔でハイチーズ
家飛び出す前くれたキャンディ

周りのハードな環境を描写するリリック

隣の女の子泣き声響く
上じゃ酒飲みの怒鳴り声
白い悪魔 博打が手招きパンク
逃げ道団地 屋上からジャンプ
耳ふさぎたくなるようなニュース
例の現場並んだままのシューズ

お金に困っている状況を描写するリリック

泣き腫らした目 睨む一般家庭
綺麗事並べても結局金

給料日に博打 もうNo money
聞き飽きたセリフもう飲まねえ
誘惑に溺れたらもう駄目
この街抜け出す方法金

晩飯はばーちゃんの生活保護
あの国と比べたら贅沢な方

 


 

収録アルバム

2ndアルバム「Dream and Drama」収録

 

 

唾奇 / ThankS

「ThankS」は過去の壮絶な恋愛を歌った曲です。

フライパン ぶっ叩たかれた頭
形を失う 人の原型 包丁持して刺してみ

どこの誰?俺の子?見え透いた嘘
それすらも許そう 感情ごと墓地沈もう

このリリックで歌われている赤ちゃんは流れてしまったと、ライブのトークで言及されていました。

 

サイテー言われた夜
人傷付けた右手にペンを持つ

自身の経験から出るリアルなリリックがすべてパンチライとなっている最高の曲です。

 

このような歌詞は唾奇にとってネガティブな感情で書いてるのではなく、自虐ギャグに近い感覚で書かれているそうです。

自分の中で処理できているからこそリリックにできているそうです。

 


 

収録アルバム

道-TAO-"CD"」に収録

 

 

DARTHREIDER / HOOD TOOK ME UNDER feat.T.O.P. , D.O

この曲でD.Oは自身のHOOD(地元)で起きた壮絶なストーリーを歌っています。

これがかなり過激な内容で、とても日本の話とは思えません。

ガキの頃溜まり場だった
中央公園で見つかった死体
少年課のデカがこう言った
「生きたまま埋められたらしい」って

車のトランクの荷物が
バラバラになった先輩の身体だって解ってたら
仕事を断ってたぜヤツは絶対

中途半端にイキがって
でかいヤマごと叩かれたアイツの
家族が大ケガしたり恐喝されたり
実家が火事になったのは
今なお 逃げたままだからって事だが
本当は死んでるぜとっくに

欲をかいたあのバカは試し打ちで手が吹っ飛んで
ストリートに悲鳴をあげながら
転がってのたうち回ってたから
手首から先が無くなった腕に
ガムテープを巻いてやって
歩いて向かわせたんだ病院

 

収録アルバム

「REIDERS EP」に収録

 

 

梵頭 / 昼ドラ〜ノンフィクション

父親が指名手配者になってしまった家族の心境が描かれています。

ここまで壮絶なエピソードと深い憎しみを歌えるラッパーは他にいないと思います。

子供は親を選べないなんて
なんてナンセンスな関係

 

収録アルバム

「2007」に収録

 

 

評決のとき / SWANKY SWIPE

メインMCのBES擁するグループSWANKY SWIPEの名曲「評決のとき」です。

BESは気だるい声でレイドバックしたフローが特徴ですが、この曲では鬼気迫るフローが圧巻です。

ヤクザの抗争、容疑者の身内の心情など、壮絶な内容を生々しく歌っています。。

この曲では、もともとSEEDAも1バース歌う予定でした。

しかし、BESのパートが凄すぎてSEEDAが辞退し、今のアウトロのみにSEEDAのパートを入れる形になったそうです。

昔かたぎ叩き上げの893
俺には指の無い足長のおじさん
住宅街 事務所でpang
5人をkill 響くgun shot

極刑は死刑 未だ覆らない
相手には当然 こちら側騒然
身内は控訴 何度も挑戦
愛娘号泣 消えかけた生命線

 

収録アルバム

「ボンクス・マーマレイド」に収録

 

 

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