逆再生に関するあれこれ

世界一雑なオマージュ

1996年発表、The Pharcyde『Drop』のMV。

全編逆再生した映像が使われており、逆再生ならでわの奇妙な動きが印象的なMVです。

ディレクターは『ウルフ・オブ・ウォールストリート 』などの監督で有名なスパイク・ジョーンズ(Spike Jonze)

このMVは逆再生でもリップシンクするように逆再生した曲を歌詞化して撮影したという手の込みようです。

そのMVを「世界一雑なオマージュ」として日ポン語ラップの美ー子ちゃんで取り上げられたのがBIG-RE-MANの『BUDDHA GORILLA FLOW』

岩手県花巻の風景と「地元の悪ノリ」感に魅了され、なんだか心が暖まります。


ひとつ、くるしい、ひとり

KOHH『ひとつ』のアウトロで流れる逆再生の音声(4:42~)、戻してみると‥‥


「ひとつ、苦しい、一人、地球、宇宙、これからもよろしくお願いします、いつもありがとうございます、先祖のみなさま、仏様、神様」

未来のPUNPEE

PUNPEE『MODERN TIMES』の1曲目を巻き戻しすると、隠しトラックが現れます。

これはCDでしか聴けないギミックになっています。

ほぉ よくぞ見つけてくれた
こちら2057年 あーすらっく56年 第7艦艇
あぁ未来のPUNPEEだ
残念ながら君が聞いてた….

粋な匂わせ

舐達麻の『LifeStash  (prod.7SEEDS) 』、MVラストのアルバム告知(5:21~)で流れてる曲を逆再生したのが、この曲の元ネタという粋な演出があります。


元ネタの解明がずっと求められてましたが、最近ようやく判明しましたね。


haruka nakamura × Nujabes

 

haruka nakamuraの『光』はnujabesの死後、ショックで何も手につかない時に最後にNujabesに聞いてもらった曲『twilight』をなんとなく逆再生した際、それがまるで聖歌のように聴こえ、そこから一気に作ったのがという。

以下の映像では『twilight』を逆再生して聴こえてきた音をそのままCANTUSが歌っています。

Haruka Nakamura / Twilight 


Haruka Nakamura / 光


音楽家のharuka nakamuraは音楽家業から身を引く直前、MyspaceにUpした音源にNujabesから反応があり2人の親交が始まったという。

haruka nakamuraはNujabesやその周りの友人と共同でセッション・制作した作品をアルバム『MELODICA』に残しています。

笑えれば→いいんじゃない


PSGの『いいんじゃない』はGeorge Jacksonの『Walking The City Streets』をサンプリングしたビートです。


そして同じ元ネタを逆再生したのがS.L.A.C.K.の『笑えれば』です。

どちらもS.L.A.C.K.ビートで、曲名で”笑えれば”→”いいんじゃない”と繋がるのも面白いです。


 

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