JUSWANNA『BLACK BOX』韻考察

一般流通している作品がアルバム1枚とEP1枚ながらもシーンに大きな衝撃を与え、今なお復活が熱望されるJUSWANNA。

その代表曲とも言える『BLACK BOX』の韻考察記事です。

その耳に残る印象的なHOOKはほとんどの言葉が韻に関与しており綺麗に並んでいることが分かります。

頭韻 [ i a a ]  + [ a i a ]  + 脚韻 [ i a a u ]

今か 今か待ちわびたヤ
今から黙らせたち ち沸
KillerSound 切らさ確かに渡
We are the JUSWANNA 街かき回

MEGA-Gヴァースのラストは韻を入れ替えたり、「phoneで」と脚韻で踏んだものを次の小節の頭韻「混迷」で踏むという返り韻になっています。

本命より手堅い大穴MC
目がないMicrophoneで
混迷するシーンひとつ出る
“JW”Shit火を着ける

3ヴァース目での2人の掛け合いも見事で、メシアTHEフライの「西高東低」というリリックを拾ってMEGA-Gが「ゲットー Allday」と踏んでいます。

西高東低五十三次迷路
東海道貫いた抵抗勢力
ゲットー Allday

 


*HOOK
今か 今か待ちわびたヤ
今から黙らせたち ち沸
KillerSound 切らさ確かに渡
We are the JUSWANNA 街かき回

(MEGA-G)
B面社会に突入Weekend
煙にまみれた特殊な人間が
再び落とすこのBlackなShowへ
RAP運んではクラックやコケインよりも
病みつきにさせる闇Skill
リスキーな程Beatsに 弾く韻
I Got Have It 頭から足
突き抜けるILLで鮮やかなMagic
アッと言う間に見過ごしてるヤツ
置いてく 三ツ星シェフがキめるRush
揺るぎないPlay 緩すぎないペース
進む道なら譲る気ないぜ
本命より手堅い大穴MC
目がないMicrophoneで
混迷するシーンひとつ出る
“JW”Shit火を着ける

*HOOK
今か 今か待ちわびたヤ
今から黙らせたち ち沸
KillerSound 切らさ確かに渡
We are the JUSWANNA 街かき回

(MESS)
吸い倒したクラッチ
マンホールに
ぶち込んだホットポット
危険物不法所ごもっとも

こりゃまたはしたないアメリカンなジョーク
掴んだ所で次のナンバーBLACK BOX
初っぱなだろまだ振り絞ってない
たった今始まった ばっかりこっからじゃん
年齢に性別職業も問わず
さわやかな後味ですこぶる 黒くする
フード被るヘッズ大半無言でうなずいてる
硬直に近えコルク入りメット
叩き割ってからめり込ますグッドモーニング
時間ですよ誠に勝手ながら
ピヨッてる所仕上げ
デスペラードばりぶち込んだ
援護射撃
背後固めるムタ

レフト CHEF 足してJUSWANNA
コンプリート煙たくてむせるはず濃厚なスペルマ

*HOOK
今か 今か待ちわびたヤ
今から黙らせたち ち沸
KillerSound 切らさ確かに渡
We are the JUSWANNA 街かき回

(MESS&MEGA-G)
Budz 焚き過ぎな420
ドランク韻教導肥後 Rude Boy
興奮度上げてくアンダープレス
八割野郎の群れ
この通り赤い目で
脳にまた植え付けてく新たな感覚へ
病んだPLAY突き刺す通り魔だ
極上の PROPS と感謝くれ

グアングアンになるアッパー系
さては サティバ手の込んだやつ出しアベマリア
西ノ京 右より中央構え左の方
RuffNeck Anarchy
ヨイトマケ眠りだす
主に夜活動するレジスタンス

西高東低五十三次迷路
東海道貫いた抵抗勢力
ゲットー Allday 川崎ホーミーズBIGUP
O5 大師橋 SCARS
美学持ってるヤツラは当然繋がるここ東京へ

*HOOK
今か 今か待ちわびたヤ
今から黙らせたち ち沸
KillerSound 切らさ確かに渡
We are the JUSWANNA 街かき回

 

BLACK BOX

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