まだ死んでない 芯は涸れず
因果絶えず巡る 枯葉に晴れ間
心待ちまるでイバネマ
苦楽飲み込み 目線は上 雨に唄えば
まだ終わっちゃ無い 意気は絶えず
吹き 繰り返す 眠る枯葉の彼は
吹かれた向かい風にも閉じぬ目
時雨に濡れようとも口笛
世は日暮れ されどいずれ 日の出
凌げ視野を広げ
上げるリブレの火の手
煮詰めた礎の地図描いて瓶詰め
沈め 水辺で静かに見つめ
失敗はきつめ 気づけ
それも珍プレーポイズン 追い抜く
星振る至福の時来る
狐に狸また息詰め
化かし合う様 眺め 肌で 学べ
霰や雨泣いたって止まね
ピンチの中で虹を探せ
流れは涸れた地 潤しやがては
糧になり生み出される息吹
飛沫で洗顔 開眼 台風の目
死ぬ気で研磨 ライフはナイフの上
堪え難い通路で替え難い訓を得る
闇から出ずる光線 有り難い無数の根
“吹かれた向かい風にも閉じぬ目” から始まり [ i u e ] の韻を [ i o e ] を挟みながら21個続けるという凄まじさ。
個人的に “珍プレー” で踏んでるのが好きです。
“飛沫で洗顔 開眼 台風の目“からは、[ i u i e e n a ] [ a i u o e ] [ a e a a i ] [ a i a a ] の韻が複雑に絡み合った、聴き心地の最高のラインです。
“飛沫で洗顔” は前の”息吹” からも繋がっています。
雨がふっては種が育つ
濡れた大地に息の根をのばす
同じ闇に谷に何見るか
行き止まりか隠れ道のありか
Hookの [ a i a ] という韻が次のVarseの歌い出しの “ありかこれ” [ a i a o e ] に繋がっていて、次のHisomi-TNPの歌い出し “ありさそれ” [ a i a o e ] まで繋がっています。
「ありかこれ」なんて涙声でも歌えば
迎える朝日がよけい暖かいから
投げ捨てる貝殻 や茨
ナイアガラ超えた筏
ありさそれも峠抜けた先の高原にて
実り垂れる頭に身を投影
無駄な日は無い積もる今が曇る目
晴らすための通過点になんだ
もう疲れちまったって
倒れるまで休めば超える
限界点レベル上げ夜が星光らせ
刀鍛冶に打たれるように負けが骨鍛える
痛みに病みを寄せる闇の波間なら
煌めく宝見つけやすいから
古い開かずの間の前 奮い立たす
恐れを透視する己の闘志
己の真相 心臓部と振動
ディンドン 真相 じっと 浸透 ヒントは陰と陽
己の進路 指導部で自問 自答
信号 聞こう 心骨に刻む心音
“挑む”は”育つ” 前触れ マイクリレー
思考が動かす内部で 前に出る
いかに落とすのか錨
直に起こす深い波
シナリオ 開く扉に 視界を 満たした光
“恐れを透視する己の闘志” という固い韻から”己の真相” に続き、真相 [ i n o u ] の韻で畳み掛けるラインはヤバすぎます。
17個、ほぼその母音だけでリリックを構成しています。
雨がふっては種が育つ
濡れた大地に息の根をのばす
同じ闇に谷に何見るか
行き止まりか隠れ道のありか
“挑む”は”育つ” 前触れ マイクリレー
思考が動かす内部で 前に出る
いかに落とすのか錨
直に起こす深い波
シナリオ 開く扉に 視界を 満たした光
飛沫で洗顔 開眼 台風の目
死ぬ気で研磨 ライフはナイフの上
堪え難い通路で替え難い訓を得る
闇から出ずる光線 有り難い無数の根
「two」収録
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