2021年9月14日のCreepy Nutsのオールナイトニッポン0、にてCreepy Nutsのお二人がテークエム『Virtual Boy』について語りました。
R-指定：紹介するのはテークエムね、俺の仲間テークエムが新しいEPを出しました。
今回もBACHLOGICさんとがっつりタッグを組んでの。
DJ松永：相性いいんだよね。
R-指定：抜群なんですよ、テークエム今回のアルバムは『LABEL MUSIC』っていうんですけども。
退廃的な、サイバーパンク的な音の上にテークエムのキレたラップが乗るっていう、その相性の良さもそうですけども。
あとはホンマにこいつは視点のおもろさっすよねテークさんは。
まず『LABEL MUSIC』っていうこの、Rebel Musicであるはずのヒップホップ自体が一番キャラで売れたり、キャラが重視されたりとか。ラベリングをしてしまう音楽なんじゃないのか？っていう。
「本来は色んな物のラベルをはがしていくカウンターカルチャーやったのに」みたいな、皮肉も込められていたりとか。
前回同様、自分のその自意識やったり内面にフォーカスをしていたりとか。
ネットというものが当然生きていく上で必要不可欠になったっていうことも描かれているんですよね。
まぁ、全曲を紹介したいんですけども。1曲目の『Through the showcase』っていうのも、
R-指定：『LABEL MUSIC』を象徴しているようなアーティスト、表現する奴の持っている宿命やねんけども、そこと自分との引き裂かれそうな思いやったりとか。
『I’m CLEAN…』っていう曲は、潔癖志向ですよね。それに対してものを言っていたりとか。
R-指定：それで今日、紹介したいのは『Wake up on garbage』っていう曲で。
先日MVも出て、そのMVもこのアルバムの音の感じ、音像っていうのをがっつりと映像で表してる。
DJ松永：俺ビデオみたけど、めちゃくちゃいいね！
R-指定：ヤバいよな？
DJ松永：しかもteppei作っていたのびっくりした。
R-指定：あれすごよな。多才ですわな。
めっちゃかっこいいんですよ。CGの感じとか映像のそのバグり具合のエフェクトとかが。
まさしくテークエムの世界観っていうか。
DJ松永：ゴミの山の上に立っている感じとか、超かっこよかったな！
R-指定：これ実は、仲間のことやから手前味噌っていうか、変なんですけど。でも「テークエム良い」っていう話を結構色んな人から聞いていて。
一番「えっ？」って思ったのはオードリー若林さん。
DJ松永：おうおうおうおうおう！
R-指定：チラッと番組でご一緒した時に、廊下ですれ違った時に「テークエムくんヤバいよね？」みたいな。
「知ってくれてるんすか！」みたいな。
DJ松永：ありがたいですねー！
R-指定：いや、ありがたいよ。
だからこれはぜひ、皆さんにも聞いてほしいアルバムです。
『Wake up on garbage』リリックの細かいところは後でちょっと触れますので。
まずは聞いてください、テークエムで『Wake up on garbage』
R-指定：めちゃくちゃキレキレですよね。
DJ松永：いやーかっこいいね。
R-指定：テークエムは酒飲みなんで、パーティーが終わって酔いつぶれてゴミ山の上で目を覚ますっていうのもあるし。
バースの中で揶揄しているような「ゴミのような」っていうかね、微妙なラッパーたちをかき分けてその上に立っているキングっていう意味もあるのかなとか。
2バース目のね
“キャバ嬢にせびられる開業資金 シャバ僧はファイアしてもダイオキシン”
っていうこのリズムでずっと行くところが激ヤバですね。
“全てゲットできてたんだろうな偽物の自信 1滴でも劇薬だテトロドトキシン”
これ、うますぎっすよね。
DJ松永：うますぎ！！！
R-指定：こんなハメ方とライムの固さ、完璧ですよ。テークエム『Wake up on garbage』でした。
DJ松永：100点満点！
R-指定：100点満点。ヤバすぎる。
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Creepy Nutsのオールナイトニッポン0は毎週火曜日の深夜3:00より生放送
