R-指定、ILL SWAG GAGAの『ILL&SWAG』を紹介|梅田最後の秘宝・秘密兵器(劇薬)の魅力を語る

Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、Creepy Nutsのお二人がILL SWAG GAGA『ILL&SWAG』を紹介しました。

以下、R-指定 → R  DJ松永 →

 

梅田最後の秘宝・秘密兵器

 

松:じゃあ、Rさんの日本語ラップ紹介コーナーに参ります。

R:今日、紹介したいのは梅田サイファーのメンバーなんですけど。

松:え!誰だろう。

最近梅田サイファーでね、『梅田ナイトフィーバー’19』っていうMV。

松:素敵ミュージックビデオのことでしょ?

 


 

R:MVが出ましたけども『トラボルタカスタム』というアルバムに入ってるメンバー以外でも梅田サイファーは素晴らしいラッパーがいっぱいいるんですよ。

 

梅田サイファーの楽曲リンクまとめ

 

で、その中でも今日紹介したいのが梅田の最後の秘宝・梅田の秘密兵器と言われている、ILL SWAG GAGAというラッパー。

俺らが呼ぶところの「ガガさん」です。

松:ガガさんね! ガガさんをついに地上波で紹介する時がやってきましたか。

R:ついにね!俺の2つ上で松永さんの1こ上なんですが、ガガさん見た目的にはすごくヒョロ長くて、メガネかけていて、挙動がすごく不審なんですよ。

松:不審だね。

R:でも、そのキャラクター性から入ったら変な奴って思うんですけど、ラップは超いいんですよ。

何がいいって梅田サイファーのやつらのラップとはまたね、ロジックが違うんです。

梅田サイファーのやつらのラップはだいたいみんな、いわゆるFG(FUNKY GRAMMAR UNIT)RHYMESTERとかから続く系譜の韻を踏んで話の筋を通しながら上手いことを言ったりするっていう感じのラップが全員に浸透してるんやけど。

これがガガさんだけはまたちょっと違う文法と言うか。

たしかにライムもするし、上手いことも言うんやけど、それがまたぶっ飛んでるというか。

俺ら他の梅田サイファーのメンバーとはまた色が違ったラップの種類なんですよね。

松:うん。

R:元々がSOUL SCREAMとTHA BLUE HERBに影響を受けたという。

松:おーなるほど!

その2組か!でもわかるけどね。

R:聞いてくれたらわかるんですけどね。

今日紹介したいのがそのILL SWAG GAGAが12月29日に発売した『PEDEGREE』という1stフルアルバムの中から『ILL & SWAG』っていう曲なんですけども。

この曲ね、ビートも最高やし。

ほんでガガさんね基本的にリズム感が俺らとは全然違います。

だから音抜きのところで普通はライムのフレーズをハメたりするんやけども、ガガさんはリズムがどんどん前にズレていくんですよ。

松:むふふふふ(笑)

R:だから音抜きのところでマジで何も言ってない瞬間がある(笑)

松:あははははh(笑)

R:それもこの曲で出てくるんで。

松:いいね。

R:でも、不思議なリズム感やから他のラッパーの尺度で測られへん。

だから聞いてみたら「あれ?この人ラップうまいんかな?」って思う瞬間があるんやけど、ガガさんはそういうところを飛びこえた魅力なんです。

リリックもガガさんにしか無いロジックで積み上げられてるし、めっちゃ言い回しとかもカッコイイんですよ。

たとえばこの『ILL & SWAG』というのは“どのマイクも知らない俺の歌い方”っていう感じから始まったりして。

ガガさんというラッパー自体をまだ世の中が知っていない。

だからこれから知らしめていくぞっていう意味で。

松:うん。

R:その後で“お初に並ぶ客引きのような 生意気な言葉並べるMCたちとの格の違い”という。

これが上手いは「客引き」っていう言葉は薄っぺらいじゃないですか。

松:そうだね。

R:そんなことばっかり言っているラッパーとは格が違うぞっていう。

“こさえてやったぞ 一点物HIPHOP”って言うんですけども。

マジでガガさんのラップは一点物なんですよ。

松:そうだね。

R:他の誰にも似ていないし、ガガさんにしか生み出せないラップ。

で、サビが“Say ma ne Say ma ne Say ma ne”っていう。

「俺の名前を言ってみろ」っていう。ガガという存在を知らしめると。

で、1Verseの最後もすごい好きで。

“熟した傷口に言葉のモルヒネ塗りたくる リリカルに刺し殺す I’m  murderer”っていう。

:うーん。

R:これもねーなかなか梅田の文脈からは出てこない。

じゃあ、ここで聴いてもらいましょう。ILL SWAG GAGAで『ILL&SWAG』。

 


 

 

生のガガ

 

R:めちゃめちゃかっこよくないですか、ガガさん.

松:歌詞がすごいいい。めちゃくちゃリリシストだね!

R:そう。ガガさんって超リリシストなの。

“どのクラスタ 誰がクラブスター ところでそれgいくらっすか?”っていうね、このライムも気持ちいいし。

あとは最後の“個の追求 他の追従 第三者分かったふりばかりする 俺を例えるものは俺しかいねえ”っていう。

超かっこいいのよ。こんなガガさんも出演する梅田サイファーのリリースツアーっていうか追加公演が2月8日に梅田クアトロでありますんで。

みなさん、まだチケットがありますので。ガガさんもライブするのでぜひ皆さん遊びに来てください。

松:生ガガはいいよー。

R:生ガガはいいよぉ。

 

I’m in luv…

 

:全国放送でガガさんを流せるってのは貴重ですね。

R:これは嬉しいんですよ!

しかもガガさんが出した『PEDIGREE』ってアルバムはめちゃくちゃクセ強いというか、受け取り方によっては珍味ではあるんだけど、普通にめちゃくちゃいいアルバムなんすよ。

:うーん。

R:ガガさんのリリックはね、読んでもおもろい。

:そうだね!リリックはめちゃくちゃ完成度高いんだよね。

R:めちゃくちゃ高い。

“通過するGAGA 横風にテポドンも点灯”とかいう訳わからんね。

:あー!絵がめちゃくちゃ浮かぶし、その言葉選び他にないよね。

R:あとね、これまだ出てないガガさんのVerseなんですけどね“俺の名は真っ暗闇”って始まりの曲があって。

:あはははは(笑)

“昼間の暗さ選んだGAGAだ”みたいなリリックがめちゃくちゃ魅力的なんですよガガさんは。

R:あと、同じアルバム『PEDIGREE』に入ってる『oddBRED feat.peko&KennyDoes』もMVが上がってるんで。

それは3人ともキレキレやし。

:あれ?「モンスター ロックスター」のやつ

R:そうそうそう“モンスター ロックスターよりもラップスター”

:これ歌って大丈夫なやつだから!

R:これ著作権とかない超インディーズのやつだから。

:仲間の自主音源で流通もしてないやつだから。

R:でもガガさん、アルバム今からでも遅ないからApple Musicとか、ストリーミングとか絶対売った方がいいっすよ。

めっちゃいいアルバムなんで。

:本当に本当に。

R:『I’m in luv… 』という爆弾のような曲もあるんで。

それも是非聴いて欲しいんですよ。

:むははは(笑)

爆弾すぎるんだよ。

R:あれやばかった?

:あれやばい。。

R:あれ梅田のみんな絶賛やけど松永さん途中までしか聞かれへんかったらしい(笑)

:あれみんなさ「逆にいい!!」みたいな事言ってたけどさ、逆にもクソもなかったんだよね。

R:ははは(笑)

:ちゃんと「これダメだ…」と思って。

R:はははははは(笑)

そんぐらいねアクが強い。

:劇薬ですよ。

R:それが梅田に居るのがいいじゃないですか。

:そうですよ。

 


 

<書き起こしおわり>

 

PEDIGREE」収録 

 

 

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