「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」にて、Creepy Nutsのお二人がLIBRO『胎動』について語りました。
DJ松永:Rさんの日本語ラップ紹介まいります。
R-指定:LIBROさんの『胎動』という曲を、一回『雨降りの月曜日』をかけてるんですけど。
DJ松永:名曲じゃないですか。
R-指定:名曲。『胎動』って曲も改めて聴いた時に、微かに『かつて天才だった俺たちへ』に通ずるようなメッセージなのかなあと思いつつ。
DJ松永:ほう!
R-指定:一回そこら辺も踏まえて聴いてほしい。
DJ松永:マジで!
R-指定:とにかくLIBROさんの特徴は長いライムにメロディが付いてることが。
97年の曲なんですよ、当時で言うとラップでメロディ付けてるのはホンマに唯一ぐらいだったかな。
DJ松永:いやぁ本当よ!
R-指定:みんながレゲエ的なメロディは付けてたけど、後のRIP SLYMEのPESさんとかケツメイシのRYOさんとかに繋がるような韻を踏みながら付けるメロディという。
そこにも影響を与えていると思うような節回しなんで聴いて頂きたいと思います。
LIBROで『胎動』
R-指定:すげえよな。
DJ松永:すごいなー。
R-指定:超気持ちいいし、メッセージも(かつて天才だった俺たちへに)通じてる部分もあるのかなって勝手に思っちゃったけど。
DJ松永:確かに。
R-指定:すごくない?
だれかが唱える宿命を
背負った子供は塾へ行く時間だ
いかんな じたんだ踏むことも
忘れてしまったんだ
とか。
言葉にすればたわいもないこと
互いの愛こそ重たいもの
こことか、ケツメイシのRyojiさんがラップする時の感じに通ずる。
DJ松永:めっちゃ近い、これかなり通ずるね。
R-指定:元々やっぱりメロディラップということでTHE PHARCYDEとかの影響やと思うんすけど。
んで、超俺がうめーって思ったのが
思い出した途端いやな予感
災難が襲うジャイアンのどかん
のどかなこの場はいつもの風景
ってこの踏み方ね。
DJ松永:うわーすご。全方位的にすごいよこの曲。
R-指定:そうなんですよね。
韻もケツで絶対っていうよりも連なっていくというかね。
巣から落とされた不幸な小鳥
それでも真っすぐな無謀なほどに
すぐ後に韻を踏んでいくという、間を開けずというとこも気持ち良さに繋がってるのかなという。
DJ松永:なるほどね。
R-指定:LIBROさんで『胎動』でした。
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