「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、Creepy Nutsのお二人がZEEBRA『Original Rhyme Animal』を紹介しました。
以下、R-指定 → R DJ松永 → 松
ボスを召喚
松:Creepy Nutsのオールナイトニッポン0 唯一の良心。Rさんの曲紹介のコーナーです。
R:そろそろボスを呼ぼうかと思います。
おれらの業界のボス、 ZEEBRA さんの曲をかけようかと思います。
みんな ZEEBRA さんイメージっておそらく ”東京生まれヒップホップ育ち” みたいな、軽い認識やと思うんですよ。
でも ZEEBRA さん実は、不良系のスタイルにしたのって、キャリア的には後の方なんですよ。
それまでは知的なラップ、めちゃくちゃ入り組んだラップをしてたんですよ。
その入り組んだラップがちょっと難くて、いろんな若者に普及させるために、意識的に不良なスタイルに変えたわけですよね。
ラップも分かりやすいダミ声で、がなりながら歌うスタイルに変えたわけです。
でもその前はめちゃめちゃ複雑な韻の踏み方とか、めちゃめちゃ高度な言い回しとかいっぱいやってたんですよ。
だから今から紹介したい曲はですね ZEEBRA さんの1st ソロアルバムの1曲目 『Original Rhyme Animal 』って曲なんですけど。
これはね ZEEBRA さん本人も言ってます。
「日本語のラップでできる韻の踏み方の全パターンをこの曲で一旦やった。」
松:すごっ。マジ?
R:でもこれ2018年の今聞いてもそんぐらい韻の踏み方のパターンとしては、ほぼ出てます。
松:これ90年代中盤とか?
R:97年!
たとえば、みんなが思いつくのは、小節のお尻で韻を踏むというパターンですけど
ZEEBRAさんは小節のお尻で踏んだ韻を頭で踏んで、すごい離した場所でまた同じ韻で踏んでという、2文字、3文字の韻をずっと畳み掛けるとことをしています。
命(いのち)込める 即仕止める 言葉乗せる
ギャルも惚れる それが俺流
この先はイルな底無し沼
無限にディープな スキルが無きゃ痛い目見る場
みたいな、3文字ぐらいの韻でリズムを作っています。
松:めちゃめちゃリズムが綺麗
R:やし!かつ固い韻もちゃんと置いている
松:20年前の曲よ。すげぇ
R:すごいジブさんの姿を見てもらいたいと思います。 ZEEBRA で『Original Rhyme Animal』
<書き起こしおわり>
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Creepy Nutsのオールナイトニッポン0は毎週火曜日の深夜3:00より生放送