「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、Creepy Nutsのお二人がOZROSAURUS『OG』を紹介しました。
以下、R-指定 → R DJ松永 → 松
ハマの大怪獣と呼ばれる所以
松:creepy nutsのオールナイトニッポン0 唯一の良心、Rさんの日本語ラップ紹介のコーナーです。
R:はい、今週紹介したいのは OZROSAURUS(オジロザウルス)です。
松:出た!OZROSAURUS!
R:OZROSAURUSというのは横浜のHIP HOPグループでラッパーの MACCHO さんと DJ SN-Zさん。で、最近バンドメンバーも増えて、トラックメーカーGUNHEADさんと大所帯なんですけど。
基本的に MACCHO と DJ SN-Z さんでライブをやってるんですけども。
この MACCHO さんが日本トップクラスにラップの上手い人なんですよ。
ラップの上手いって色々あるじゃないですか。
例えば録音物の音源を聴いてラップ上手いと思う人や、それこそフリースタイルが上手い人とか。
MACCHO さんの場合はね、生で見た時のラップの上手さ。
なかなね録音してるラップと生でライブ行った時のラップのその落差がでる人って少なくはないんですよ。
ラップってあんま声張らずに歌うから、ライブの時声通らないから違う声になっちゃうとか。
例えばその今の流行りのトラップとかやと、逆にも曲に声全部入ってんのライブで流したその上で煽るだけみたいな。
ただ MACCHO さんはライブでもしっかり生でラップ歌うし、それが音源と遜色ないむしろ音源よりもかっこよさが増すタイプ。
松:ほんとそう。リズムアプローチもむちゃむちゃ精密じゃん。それが録音物でそれが出来てすげーと思う人もそれがライブに反映されな人がいっぱいいるじゃん。
MACCHO さんはライブで音源以上の迫力を見せつつも、機械みたいに超うまいのよ。
R:そうなんすよ。細かいリズムを刻むんですけど、それをライブで完全再現して、さらにライブのグルーヴを足してる。
MACCHO さんは、だいぶ昔からやってます。超ベテランです。
78年世代で、これ黄金世代です。般若さんとかの世代なんですけど。
R:MACCHO さんという人はハマの大怪獣という異名があるんですけど、ライブ見たらどんだけ大怪獣か分かります。
今日紹介したいのは『OG』っていう曲なんですけどOGってのは original gangsterとか。
いろんな解釈ができるんですけど、この曲の中で MACCHO さん言ってるOGてのは生き証人とか生き字引とかレジェンドみたいな意味合いでベテランの選手やけども「若手の奴に全然負けへんぞ」と。
むしろ本物として生き残ってんぞってことを言うんですけど、それを言葉だけじゃなくてちゃんとラップの技術で証明してしてるんすよ。
20年選手のこの MACCHO さんが今っぽいビートの上で、今っぽい若手よりもキレキレのラップをすることによってベテランやけど全然そこらの若い子らに負けへんぞってのをラップで見せてくれてる。
松:それ昔から MACCHO さんを好きでいた人が見ると感動するよ。
R:感動しますよ。だって昔の『Area Area』っていう名曲とかあるんやけど。
R:MACCHO さんの凄いのはアルバム出せば出すほどラップが上手くなってるんですよ。
松:それ本当にすごい。更新しつづけることがどれだけ難しいかと思うよ。
R:ねー。聞いてもらいましょうか。 OZROSAURUS で『OG』
かまそうやっ!!!
R:ね 上手すぎ。改めて歌詞を追ってみると。
おれは90年代出の当事 から20年越えのOG
今だ先人にもてる敬意 新人にゃ持たない無駄な興味
レジェンドたる所以みたいなのを最新のフローでやるっていう。三連符で。
そんなフローやるんすか? MACCHO さん!!!
で、その後にたたみ掛ける。
派手な柄じゃねぇが 中身もキャラも立ってる
当たり前だろ 今だ刃が尖ってる
これLIVEでパンパンに張った声でこの細かいリズムを刻むのって、えげつない肺活量と滑舌が必要で、楽器としてMACCHO さんは優秀なんすよ。
だから生でやってかっこいいラップってのを目指して、明日のLIVEおれらも頑張りましょうね。
松:R かまそうやっ!!!
<書き起こしおわり>
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Creepy Nutsのオールナイトニッポン0は毎週火曜日の深夜3:00より生放送