ZEEBRA,MUMMY-D&AKLO 音節へのこだわりと今後の展望を語る

WREP 第三研究室」において、ZEEBRAさん、MUMMY-Dさん、AKLOさんが音節へのこだわりと今後の展望について語りました。

 

音節へのこだわり

 

Zeebra:ただ間違いないのは我々とにかく字余りとかは嫌いな人達。

Mummy-D:字余りを無理くり埋め込むみたいな?

Zeebra:そうそう、そういうのはダメで。

ここはすっきり、こういうフロウがしたいとか。

そこに文字数はなんとかハメていくぞとか。

AKLO:しゃくるとか、そういう感じはないですか?

Zeebra:言葉の最後の語尾をしゃくると聞けるとか、そういうのはもちろんあるよ。

例えば子音のない「あいうえお」を間に入れることによって一文字増やせるとか。

Mummy-D:はははは(笑)

すげーニッチになってきた!

Zeebra:音節として乗っかる所はちゃんと乗せるじゃない。

AKLO:そうですよね。

Zeebra:音節から突然ズレて、それが気持ち良ければいいけど、悪いのはやっぱ嫌じゃん?

AKLO:あー、そうですね。

Mummy-D:そういうタイプの3人ではあるかなと。

やるとしても意識的だよね。

意識的に外すか。

Zeebra:そうそうそう。

AKLO:そうですね、それが面白いですよね。

字余りというか、リズム余りはしないってことですね。

字は結構余ってくるから工夫するんですよ。

Zeebra:分かるよ!

一行目と二行目が同じフロウなんだけど言葉数全然違うみたいなね。

もちろんそれは全部ありますね。

 

 

AKLO今後の展望

 

Zeebra:AKLOは今後、どんなことに挑戦しようと思うんですか?

AKLO:自分を客観的に見たときに俺みたいな奴は意外と少ないなと思っていまして。

Zeebra:うんうんうん。

AKLO:常にどういうアプローチするか決まってないんですよ。

Mummy-D:ほう!

AKLO:だからやってみないと分かんないし、自分でも驚くことがあって、そういうのが面白いんで。

あとは、自分の中では一応器用な方だと自負してるんで。

Mummy-D:器用ですよ!

AKLO:なんで、やれる限りは。

自分が面白いなと思ってることは常にあるんで、日本語でやられてない事とかもいっぱいありますし。

Zeebra:うんうんうん。

AKLO:あとは最終的にはメッセージとか。

別にディープな事言いたい訳じゃなくて、聴いた時にちょっとでも内容が入ってくってことはもっと色々頑張りたいし。

結局、フロウはファッションってだけの話しじゃなくて、表現方法でもある。

増えれば増えるほど、表現力が上がる気がするんで。

Zeebra:うんうんうん。

AKLO:そういう意味じゃ「伝える」というタームには入ってきてるかなと。

Zeebra:そこは普通に俺たちはAKLOのリリックは伝わるわけだし、欲しい所にパンチライン入ってくるし。

そこは全然問題ないと思いますよ。

Mummy-D:うん!

でも1stアルバムでさ『サッカー』って曲を聴いた時「AKLOサッカーで苦労したんだな」って思ったら全然サッカーやってなかった(笑)

Zeebra:ふふふふ(笑)

Mummy-D:あれは逆にびっくりしたよ(笑)

 


 

AKLO:それは結構前に自分の先輩が「お前ラップのことをラップすんなよ」って言われたことがあって。

「違うものに例えるとかあるだろ」って言われたことがあって。

じゃあ、自分のラップキャリアをサッカーに例えたらどうなるんだろって思って。

でも思いつくのはいいけどそれが出来るのか?って話じゃないですか。

Zeebra:うんうんうん。

AKLO:でも最終的に「ゴールネット」と「インターネット」が重なった時にしっくりきて。

自分インターネットから出てきたんで。

書き終わった時に、自分の人生の中で「やべぇ」みたいなのは超あったっすね。

Zeebra:そういうメタファーを入れて伝えるのがHIPHOPのリリシズムの面白さだよね。

Mummy-D:俺の読みが甘かったという(笑)

AKLOZeebra:あははは(笑)

 

「THE PACKAGE」収録    

 

 

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