ZEEBRA,MUMMY-D、Lizzo『Good As Hell』におけるスーパーアーティストの力技を語る

WREP 第三研究室」において、ZEEBRAさん、MUMMY-Dさん『サーフィン (Remix)  feat. JAY’ED & Mummy-D』と3連の変化について語りました。

以下、ZEEBRA → Z  MUMMY-D → M 

 

Z:まずは今日のオープニングナンバーなんですけど、Mummy-Dが最近気になる曲をかけてもらいます。

M:最近聴いてね、俺が気に入っただけっていう好きなやつ。

Z:でも僕もこれ大好きですよ。

M:これいいよね!では聴いてもらいまーす。

 

Lizzo – Good As Hell (feat. Ariana Grande) 


 

 

Z:これ、Lizzoを選んだ理由は?

M:まずさ、Lizzoが出てきて快進撃すごいよね!

Z:はいはい、凄いですよ。

M:アルバムもそうだし、グラミーとかも取っちゃったって?

Z:はいはいはい。

M:それもすごいんだけど、最新曲がさピアノがちょっとゴスペルっぽいっていうか。

Z:そうですね。

M:そういう流れが今来てるのかなってのは、Kanyeもそうだし。(Kanye West)

Z:間違いない。

M:ちゃんとそういうことやりつつも、何処かは分からないけど何か新しいんだよね。

Z:はいはいはい。

例えばね、先月話していた、メロディがどちらかと言えばRockって話ししたじゃないですか?

 

 

Z:あのメロディーラインってどっちかと言うとブラックミュージックと言うよりは、ロックっぽいメロディーラインで。

そのロックも、いい塩梅みたいなのがあって。

 

例えばオケで言ったらネプチューン(The Neptunes?)とかって、半音ずらすみたいなのあるじゃない。

わざとハズすみたいな。

 

M:ミスタッチみたいにわざと作るとこね。

 

Z:ああいう感じのロック感つうか、そんなところ皆んな意識はしてないと思うんだけどね。

メロディーラインの方向性でいくとそっちだと思うんだよね。

これまでHIPHOPの中でそういう感じってなかったわけで、それが今当たり前のように入ってきて、しかも彼らの世代がそんなことを意識もせずにその感じをグイグイいくから超新しく聞こえるというか。

 

M:うん。

Z:これは全然違くて、これはやっぱりゴスペルの方に行ってる分、Lauryn Hillとあんま変わらない。

M:あーそうかもね。

Z:やってることを大まかに言うと。ただ、どっか新しいんですよね。

M:これがね、1番ビックリしたのがずぅーとピアノだけで最初歌ってるでしょ?

Z:うん。

M:俺、元のやつを聴いてなかったから、Remixで初めて聴いたんだわ。

途中からビート入ってくるんだけど、そこがスゲー跳ねてるGoGo Beatみたいなやつなのよ。

Z:はいはいはい。

M:それってさ、今1番古いというか、逆に新しいのかもしれないけど。

Kickはね今っぽくサブベースが鳴ってるんだけど、この跳ねのBeatがついに来たかみたいなとこがフレッシュで。

そういう力技をLizzoとかKanyeみたいなスーパーアーティストは「あり」にしちゃうんだよね。

Z:うんうんうん。

跳ねの話をするとね、New jack swingとか、その跳ねMustだったりするじゃない?

そこでいくとBruno MarsのNew jack swingっぽいやつもその跳ね感があった気がするし。

 

Bruno Mars – Finesse (Remix) (feat. Cardi B] 


 

 

M:ちゃんとああいう跳ねてるBeatになるとさ、Cardi Bもちゃんと90’sっぽいラップをするわけよ。

Z:そうですね。

M:そのへんも今回はこういうBeatになるとLizzoも昔っぽいフロウ。

これみんな出来ないから今っぽくやってるんじゃなくて、出来るんだなっていうのが。

Z:「出来る上で」ってやつですね。

M:そうそうそう。

 

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