中学生の頃、重宝してたダメレコの千円シリーズ。
そこに突如現れた神門の1stアルバム『三日月』
22曲入り千円、全編ラブソング!!!!!!
「もっと手を抜けよ!!!!」と初めに思ったのは今でも覚えています。
「この人大丈夫かよ」と心配になった私は早速購入したのですが、一聴して神門の緻密な感情・描写表現にくらいました。
それは、詩を読み上げるようにラップをするポエトリーリーディングだからこそ成せる技で、とにかく神門のラップはリアルな描写とその時々の感情が表現されているリアルさが凄まじいのです。
全編ラブソングといっても浮かれたハッピーな曲はなく、アルバムを通して神門はずっと葛藤しています。戦っています。
それはもう心配になるぐらい。感情移入している自分も一緒にBad入ります。
初めは「童貞」という肩書きに悩み、重みになった男の曲から始まり、片思いの辛さを綴った曲、そこから遂に彼女が出来ても手放しでは喜べない半信半疑な自分に苦しむ曲、そして別れの曲。
辛い!!!
辛すぎるよ。
でも、アルバムを聴き終えて最後にはとても勇気づけられる作品です。
神門がこのアルバムに詰め込んだ感情、その変化、人間の成長を全て共有出来る作品となっています。
そしてそれは、とても感動することだと気づくでしょう。
いろいろ心配になる神門の1stアルバム『三日月』是非。
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