なのるなもない 『帰り道 feat. 志人』韻・情景描写・メロディーライン全てが卓越した名曲|韻考察

韻・情景描写・メロディーライン全てが卓越した名曲 なのるなもない 『帰り道 feat. 志人』の韻を考察しました。

誤り・抜け等あればご指摘ください。

個人的な考察なので、参考程度にお願いします。

 


 

 

-なのるなもない-

居留守使い気づかないふりをしたが春のウィルス
気まぐれに体に火をつけて暴れまわるから
晴れ渡る空無意味
たれかかるソファー
クリーミーなまどろみのDay dream
無計画で結果が出ず
時間だけが経過するレ・ミゼラブル
選ばぬことを選ぶ けだるい午後
ペダルを漕ぐ足は軽快だが
僕がなぜ急ぐのかか知らないか?
手探りの音 頼りにたどたどしくも
なんとか辿り着いた一つ目のゴール
いまだ泣き笑いどんぶりな感
計算すればマイナスだったのが
毎日がスタート これからさ
ざわめく雑踏 溜息がこぼれるが気にも留めず
汚れた分だけ純粋を求める
取り留めない時を止めるため祈りを込める
乙女 の声微笑みでやっと元へ 戻れる
浮かぶ思い 空気の色をしたままのシャボン玉
そのまま消え 咲き方も忘れた萎んだ花
その疑問がまだ解けないけれど
できることならこのままon my mind…

-志人-

かき氷、夏祭り 日記を書きとり
元気ハツラツに遊ばなきゃ
約束焼きそば屋の前に一人
飽きっぽい俺でもハイにニッコリする八月の大日本
祭囃子 汗流し 「ねぇねぇ痩せた?私

-HOOK-

夕方 You got a mail
浴衣ゆだねる 姿
くだらねぇ夢を捨てたソナタ
空が並べた雲でする
太陽にもらった光に抱かれ
ぐうたら ぐうたら寝る 暗がりを避ける姿
子どもの反抗とクーデター
「ありがとう、また逢いましょう」
出会いはいつも僕らに感動をくれた

 

考察

他に聴いたことない印象的なメロディーラインはとても壮大でノスタルジックです。

冒頭で[ u a a ] ,[ u a a e ]  の韻を畳み掛け [ o a a ] や [ u e a ] に変わっていきます。

[ u a a e ] の韻の間に[ o a a ] を入れているのもテクニカルです。

 

-なのるなもない-

麦わら帽子の子どもたちの唐辛子色の
太陽が包む夏の終わり秋も遠からじ
好きな者同士待ち合わせドラマチック
空がジリジリ焼く城下町
どうかなっちまうノスタルジックな
本能に問いかける御囃子
でも言葉は遠まわし
笑いと涙を何度もくれた
青春の花火 痛むこの胸が

考察

なのるなもない2バース目は [ o u a a i ] の韻で統一されており、くれた [ u e a ] と胸が [ u e a ] の韻はHOOKの韻と繋がっています。

-HOOK-

夕方 You got a mail
浴衣ゆだねる 姿
くだらねぇ夢を捨てたソナタ
空が並べた雲でする
太陽にもらった光に抱かれ
ぐうたら ぐうたら寝る 暗がりを避ける姿
子どもの反抗とクーデター
「ありがとう、また逢いましょう」
出会いはいつも僕らに感動をくれた

 

メルヘントリップス」収録 

 

 

まとめ

 

降神の楽曲はまさに芸術的で琴線に触れる表現力がありますね。

ちなみに、LIVE冒頭のアカペラは志人,玉兎 名義のアルバム『Heaven’s恋文』に収録されている『ありがとうにさようなら』という曲です。

更に余談ですが「夕方 You got a mail」というラインが好きすぎて、ガラケー時代メールの着信音にしてました。

 

Heaven’s恋文」収録 

 

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