日本語ラップ屈指の”Dear Mama”ソング!!!山田マン『かんしゃママ』

 

山田マン『かんしゃママ』は亡き母へラッパー山田マンが感謝と後悔を綴った名曲です。

愚直な男の素晴らしいリリックに加えて、韻の固さも山田マンらしくてより魅力的になっています。

Hookは母音 “a” の韻だけで構成されています。(山田マンの母音も [ a a a a ] )

そして冒頭のHOOKより次のHOOKが感情が乗ったものになっており、もう一段階 心に沁みます。

 

若かったわがまま聞いて育ててくれて かんしゃママ
はたから見りゃ馬鹿だがいつも見守ってくれて かんしゃママ
なんだかんだ言って甘かった俺を見守ってくれて かんしゃママ
心こもった飯であったまった忘れないぜ かんしゃママ

たまにはそう思い出に浸ろう
ガキの頃好きで弾いてたピアノ
親父におふくろとてもいい顔
懐かしみたまに弾いてる今も
人混み多いデパート地下の
夕食買い物甘いもの近寄る
カレーにハンバーグにシチュー
あの頃と変わらない好きなメニュー
クリスマスにゃ手作りケーキ
ミートパイ 思い出すあの味マジ大後悔
寒いとあったかくしてくれた
ふかふかのセーターだって編んでくれた
言葉書道いろいろわった
大人になって分かったあの頃やっぱ
包まれてた だから生きてる今
届けとう天国へのレター

若かったわがまま聞いて育ててくれて かんしゃママ
はたから見りゃ馬鹿だがいつも見守ってくれて かんしゃママ
なんだかんだ言って甘かった俺を見守ってくれて かんしゃママ
心こもった飯であったまった忘れないぜ かんしゃママ

よう そっちの調子はどうだい
俺はラップで沸かす会場内
もし生きてたら喜んでくれたと
想像しながらひたすら行動
相当渋滞のひどい道路
来た突然の悲しい情報
Oh no まだしてなかった
これからだった 親孝行
こんなに早く なんでいきなり
だが時計は進む未来
本気で怒り 何度も叱り
教えてくれた希望の
おふくろから生まれてよかった
何か言ってほしかった 聞きたかった
届いてるかい 今俺ラッパー
天国の母さんへ 心から感謝

若かったわがまま聞いて育ててくれて かんしゃママ
はたから見りゃ馬鹿だがいつも見守ってくれて かんしゃママ
なんだかんだ言って甘かった俺を見守ってくれて かんしゃママ
心こもった飯であったまった忘れないぜ かんしゃママ

 

MESSAGE」収録 

 

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