日本語ラップ界随一の韻 “「単に好きだから」とか安易過ぎたかな?”

“「単に好きだから」とか安易過ぎたかな?”

これはラッパー次郎(仮名)のリリックで、ネットラップ界もとい日本語ラップ界随一の韻です。

電波少女『Elephant feat. Noah , 次郎(仮名)』にて次郎(仮名)は、ラップに対する衝動と没個性の後ろめたさを歌っています。

日本人がラップをすることや普通の生い立ちでラップをすることに対しての葛藤や批判は付き物で永遠のテーマかと思えましたが、

この次郎(仮名)の核心を突く投げかけに答えが出たかもしれません。

理由は「単に好き」でいいと。

運命か宿命か偶然か必然か知らんが
手足腐りかけた根無し草が出会っちまった
視野は狭いが、満ち足りた幸せの在り処は案外身近にあるのだとも
誰が何と言おうと
結局は自分が最後まで信じ切れる道がリアルだと思う
俺の見てくれはつまらないが
少なくとも声を聴いてくれる奴らならいた
すぐ楽な方に目が行くのは悪い癖
紙上(私情)、鼻糞みたいなネガティブを擦り付け
世界や社会に対しては無愛想だ
俺の場合、そんな大層な動機などない
大きな土台もないし
内心逆に劣等感を感じてる程
まして向こうのラップに精通してる訳でもなく
隙あらばやらせて貰う
「単に好きだから」とか安易過ぎたかな? 

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