笛ピーピー鳴ってる曲は名曲揃い。
これだけ羅列して気づいたんですが、この手のトラックを作る、乗りこなすとなると超一流のプロデューサー、ラッパーじゃないと成立しませんね。
笛の音色が印象的な分、他の音とのバランスやトラックに食われないラップってのが大事になるのでしょう。
曲の内容的にはシリアスな物が多め、笛の音色が相まってシリアス+ミステリアスな感じです。
それとB.Lが多め。
S.L.A.C.K. / Good More(Pro. S.L.A.C.K.)
笛の音色を使った曲ではシリアスな雰囲気になりがちですが、このトラックはいい意味でのチープ感がありスラックのスタイルに非常にマッチしています。
RHYME BOYA / 笛吹けども踊らず(Pro.KOYAN MUSIC)
MCバトルについて言及する曲で最もカッコよくて的を得てる曲です。
RHYME BOYA自身がフリースタイルも一流で実績を残しいてるという点でも説得力抜群です。
漢 / 紫煙 feat.MAKI the MAGIC(Pro.MAKI the MAGIC)
このトラックの元ネタは1972年に発売されたフルート奏者David Newman の『Symphonette』です。
フルートの浮遊感が見事にHIPHOPトラックに昇華されています。
SWANKY SWIPE / 愚痴か?否か? (Pro.BACHLOGIC)
最近ではお馴染みになりつつあるバグパイプのような音色を使ったB.Lトラック。
その中でも群を抜いて変則的なこのトラック、これを乗りこなせるラッパーBES以外いる?
AKLO / Count On Me feat.ZORN (Pro.BACHLOGIC)
この記事で取り上げてる他の曲に比べては若干抑え気味なトラック。
そこにZORNが倍速で入ってくる所は鳥肌が立ちます。
テークエム / それじゃ無理 feat. R-指定, NORIKIYO & AKLO (pro.BACHLOGIC)
R-指定がラジオにて「遅く乗せるか早く乗せるか迷った」と語っていたほど、難解なトラック。
しかしそこは一流ラッパーの集まり、4者4様巧みに乗りこなしています。
NORIKIYO / 何だそりゃ?(pro.Artjoms Vovks)
笛の音色のワンループにHook無しキレッキレのラップOnly。
NORIKIYOの話術、韻、比喩を交えた絶妙な皮肉など絶大なスキルがあってこそ為せる技です。
ずっとラップを畳みかけてるのにラストにまたギアを一つ上げていく所が凄い。
PRIMAL / 武闘宣言2.0(Pro.Maki The Magic & PRIMAL)
DEV LARGEプロデュースの『武闘宣言』に続き、Maki The Magicプロデュースの『武闘宣言2.0』
2ヴァース目、笛の音色に合わせたPRIMALのフロウが心地いい。
鎮座DOPENESS / T.U.B.E.(Pro.DJ UPPERCUT & 鎮座DOPENESS)
民族的な笛と木琴の音色に乗せた楽曲。
鎮座、環ROY、EVISBEATSは民族音楽をHIPHOPに取り入れるのが本当に上手いですね。
餓鬼レンジャー / 芸者屋
これはめちゃくちゃ和の音色、間奏がめちゃくちゃ格好いいです。
JUSWANNA / チキチキレース
イントロ、Hookで使われる笛の音色が超Doopな楽曲です。
CAMPY & HEMPY -JOURNEY(Pro. RAMZA )
CAMPANELLA 、流石のビートアプローチです。
DJ KEN WATANABE / MY TURN feat. Y’S & ¥ELLOW BUCKS
Juelz Santanaの『There It Go』をサンプリングした口笛ソング。
あの頃のゴージャス感を残しつつ上手く日本語ラップに昇華した楽曲。
ゆるふわギャング / グラセフ feat. LUNV LOYAL
今更ですが…ランチの低い羽音はどうでしょう?