粋な引用がシビれる!!! peko『Red Bull 64 Bars』韻考察

pekoは 64 Barsはしっかり脚韻を置き、小細工なし どストレートにかっこいいラップを魅せています。

その中で、キュレーターのMummy-Dのリリックや、Beatを担当したWATT a.k.a. ヨッテルブッテルの楽曲名を引用した粋でいなせなラインを残しています。

“スカスカのクラブで組んだ スクラム”  RHYMESTER『リスペクト』より

“2000小節先へ続くだろう” RHYMESTER『Come On!!!!!!!!』より

“書いて歌う繰り返すASAMADE” WATT a.k.a. ヨッテルブッテル『ASAMADE』 より

 

また歌い出しと、締めのラインが繋がってるのもシビれます!!!!

“昨日より進歩できなきゃそれがマイク置く理由”

“昨日より進歩した今それがマイク持つ理由”

 


昨日より進歩できなきゃそれがマイク置く理由
Killされるぐらいならば自ら死ぬ
Still磨き続けるSkill それに尽きる
この64 生き様を記す

自分の身削り詩にして売る
魂は売らない それだけがルール
どこにいこうが変わらぬMy Roots
無駄口は閉じ向かうRecブース

閉ざされた場所 生む芸術
時に深く迷い込む迷宮
俺を縛るものからエスケープ
書き終えるたびまた一つBreak Through

市場にコピー出回るLike NIKEシューズ
泡のように弾ける一過性のブーム
燃えるのもすぐ 消えるのもすぐ
祭り後の路上散らばるゴミクズ

そのクズ掻き分け見つけるTreasure
欲に目眩んじゃ分かりっこねえな
ayo Hater 邪魔するなら消え失せな
Verse Kickすりゃヒートアップ 認めさすだけだ

俺が欲しいものはステータスフェイマス
そのどれでもない世に2つとねえやつ
失ったものは取り返す Pay Back
Dealしたけりゃ用意しなStraight Cash

待ってればチャンスは来るさ
F@ck It 舐めた考え全てスクラップ
ビート鳴り出したならばすぐラップ
スカ スカクラブで組んだ スクラム

道拓いた先人達にリスペクト
小細工なし届けるこの肉声
Wack Mcと俺の間に引く線
MPCが鳴らす太いキック スネ

WATT On The Beat
これに乗りこみ 怖いもんなし
あの日の文無しが今一網打尽
ほら手のひら返していいぜ Follow Me

元を辿ればバックボーン なんてもん
ロクにないやつらがマイカフォンタンテーボーでステージ上カマすのが俺にとっちゃHIPHOP
形振り構わず ただSpit

指さされバカにされた経験
思い出すジリ貧で見た底辺
それが血と骨と肉を形成
進むためダサい過去も受け入れる

落ちたパイオニア ライムよりプライド重視
忘れたのかよ?こいつはFight Music
鮮度キープできねえならばただのBullshit
折れた羽でもFly Like Night Fury

飛び立つTake It To The Top
持たざる俺でも出来るかも
とあの日の勘違いが連れてきたここは
2000小節先へ続くだろう

この曲じゃできないだろ?tik tokダンス
昔から変わらないB-BOYスタンス
ただし頭硬いおっさんにはなりたくないから
俺は未だHIPHOPファン

peko Even When I’m By Myself
書いて歌う繰り返すASAMADE
人生賭けたレース 先は険しい
まだ駆け出し 残すレガシー

聞かせたいガキの頃の俺やFamily
信じて間違いなかったぜ S/O To MUMMY-D
今日もインク切れのペンを捨てる
昨日より進歩した今それがマイク持つ理由

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