【韻考察】KEN THE 390『衝突 feat. FORK, Zeebra』

客演にFORKとZeebraというKEN THE 390のブッキング力が光るこの曲の韻考察です。

フリースタイルダンジョンが放送されていればダンジョンLIVEで観れたかもしれません。


KEN THE 390
Uno, dos, tres, go
寝ても覚めても止まらずにまた
紆余曲折 uh 経ても 完全燃焼
衝突は避けて通れな大怪我しても マジで懲りない
何度だめでもまたやるだけただ苔むすまで
いつも完全に脳内 ヤバめ状態
誰かの合図はまたずGoサイン
されない招待 問題ないオーライ
自分の力それ以上ない
人の紹介 つないだ業界
コネや人脈ばっかの商売
Uh もうどうでもいい
俺は乗らないそのローテーションに
業界のルール なら懲戒処分
放課後でも参考書の問題解く
同じ境遇 でも もう大丈夫
超最上級のバースだけが商売道具
見たかっこよりも内容 きあげたライムフロー
流行りマネるだけじゃ変わりきくバイト
金もない コネもない 誰もいない
平日のクラブから抜け出し最前線

道譲れないならば衝突避けれない Go for it
やると決めた決意は決して折れない 超合金 Let’s do this
アクセル踏んで登場 ガンガンなんぜ Caution
正直言ってNo joke 正面切って衝突
正面切って衝突

FORK
Yeah なるようになる なんとかなるから
やる時ゃやるって覚悟になる
ラストに勝つのはそんな
それが責任を背負って明日を担う
全ての痛み苦味僻み
しがらみすらも必要なビタミン
リスクがあるのは分かってるだけど
鼻で 笑って 当たって砕けろ
一度折れたり 道をそれたり
したってギリギリで生き残ればいい
昨日がダサくて今日がダメでも
明日がヤバけりゃ気にもとめない
完璧なんて君に求めない
衝突の先で未知との出会い
それを期待してぶつかり合っちゃう
次は誰?Who’s カミナッチャ
譲り合いじゃない 奪い合いサバイブ
深い愛がない耐え難い
もう一回は無い考えなさい
苦しみとは頑張れたサイン
この道だったらここ一番
の勝負は落とさんのがとの差
やるならやったろうがモットーさ
芸術は爆発だ本さん

韻がパンパンに詰まっているのに、突飛な単語が一つもないため、ストレートにFORKの熱い気持ちが伝わります。

 

メッセージが先行し、韻が後から付いてくるような感覚です。(後で気がづく、そしてニヤつく)

 

本来組み合わされる事がない単語が韻によって繋がるのが韻の面白さですが、今回のFORKのように自然な文章で韻とパンチラインを残すのも凄い技術です。

 

個人的には『マジでハイ』のふぁんく以来 “カミナッチャ” の韻がしびれました。

 

ラストは「やるならやっ”たろう“」から岡本太郎の名言に繋がっています。

道譲れないならば衝突避けれない Go for it
やると決めた決意は決して折れない 超合金 Let’s do this
アクセル踏んで登場 ガンガンなんぜ Caution
正直言ってNo joke 正面切って衝突
正面切って衝突

Zeebra
Sip the juice ヤバいラップフローとサウンド
それだけで奪うTokyo town
一歩外出りゃそこはまるで戦場
高度な言語で超えろ限度
誰一人てめえの代わりは居ない
Bum rushしてブチ上げたパーティーナイト
またCAVEからJuiceからR-Hall
また現場から現場 廻る夜
唯一のプライズは歓声 上がる知名度
パンパンのクラブで Ultimate
Breaks & Beats 掛かりゃケツに火
着いたかの様にマイク握るそれがDestiny
クラウドはどこもシビア
だっせえ事やってりゃ速攻Give it up
半端もんにはそもそも向かねえゲーム
てめえの面に言う「俺は抜かれねえ
常に自己暗示 ひと安心
してる暇なんかねえ一生ランニング
走り続けてくノンストップランナー
獲物追うハンター荒野駆けるパンサー
やられる前にやる それが勝負
スキル プライドと魂を込めたFlow
衝突ビビってりゃ明日はねえ
俺には楽勝 おめえの弾はかすらねえ Huh!

まとめ

バズりたい寺はFORKのリリックを引用すればいい。

それぐらい、FORKの韻とパンチラインが圧倒的でした。

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