語り継がれる名曲!!!!!次郎(仮名)『きっずりたーん』韻考察

次郎(仮名)は現在活動されていませんが、未だに天才ラッパーとして度々名前が上がります。

その中でも『きっずりたーん』は名曲として語られており、気持ちを全面にだしながらも高度なライミングが展開されていくところが鳥肌です。

難しい言葉は使っていないのに驚く組み合わせの韻があるところが、天才と言われる所以の一つだと思います。

同い年のあいつは福祉栄養士就職
俺ときたら未だ言い訳を副詞・形容詞修飾

また、執行猶予 [ i o u u u o ] と しつこく言うよ[ i u o u u u o ] のように一文字間に挟んだテクニカルな踏みかたも多く見られたり、韻を畳み掛けたと思えば強いメッセージを伝える時は思いきって全く踏まなかったりと、韻とストーリー展開の塩梅が本当に最高です。

 


道行く人々も 大抵忙しそうに、
運命ルーレット回転急がし
心は擦れ 価値観は がちがちに悴んだ。
本当に大切なものを忘れがちになる。
実感は湧かないのに、時間だけが気を揉んで
無音で過ぎ去ることに気付いたんだ。
リズミカルにペダルを漕いでいるときにキッズリターン。
あの日々を この先もずっとずっと引き摺りたい…

傷痛むほど、いつになく焦げ臭い頭をに埋め考える。
当面 透明な将来を 遠目に見すには、かなりの勘が要る。
俺の道、お前の道、あいつ等の道修羅の道茨の道
この先は 今なお未知
もどかしくも後戻り出来なあの頃にできた友達へ。
俺はこの通り元気だよ、あんたも
なぁ、お互い 数年で色々あったもんな…

もう、生まれてから ムカつく奴らにも出会い 揉まれて
でも お陰で実は 少なからず大人にも成れて
世の中にも慣れてきた 生誕22周年
左右の瞳の中、煮え滾る執念
手く言えないが幕切れは今音立てず近付く
足りない頭の中、衝動駆けずる”今すぐ
「私は此処居ます」という真っ直ぐ届けたい
この世界解けない靴紐無い様に、
その内容苦痛の日もあるだろう。
何度も重ねたらしい、見ていて痛々しい
手首のイド、本当ケバい。
けど、綺麗事を抜きにしても、
言葉では言い尽くせないけど、
幾つになっても、何故かお前のことだけは放っとけない
何かあったらすぐに連絡寄越せよ?
電話の向こうで昔みたいに そのツラ汚せよ。
コキ使えよ。何なら会いに行くし
生憎、お前と違って暇人なんだよ…

同い年のあいつは福祉栄養士就職
俺ときたら未だ言い訳を副詞・形容詞修飾
真っ当な仕事を全うしようと汗流す同世代見りゃ
を絞り切れていない俺は焦らざるを得ない
今、自堕落を血眼になって喰い止める。
悔いの無い人生を往きたいから、
刻一刻と流れては消えてゆく
時の波間で、濃く生きとこう思う
いや、思ってはいるんだけどさ…

「今年はどうしようか、
にシラを切り通そうかと 葛藤するほどの
本当にすべきことをしていれば暇じゃないのに
太かったジーンズもすっかり 今じゃタイトに
対等に与えられていたはずの執行猶予
今際になったって、どうせ俺は
「まだ始まっちゃいねえよ」とかしつこく言うよ
人生を一本の映画に例えるなら、
エンドロールはお前らの名前で埋まるだろう。
これから何がどう転ぶか分かんねえから、
今のうちに言っとく、
共演者たちよ、どうも有り難う
簡単には消えぬ様、昨日今日明日と
着実に刻み続けていく足跡
無理に大人ぶる子ども、子どもぶる大人
端っから気休めと知りつつも贈る言葉
暮れなずむ町の光と影
虫が集る電灯の下に蜥蜴

いつまでも〝恙無く“ってのは続かなくて、
いつであっても 個別な虚しさだけは のべつ幕なしさ
黄昏のスタジアム。止まんねえノスタルジアちまた町並み
また会おう、別れは新たな出会いの始まりだから…

 

 

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3 COMMENTS

ぎゅう

運命(unei)ルーレット(u-eio)(小文字のッ→i)
心は擦れ(oooaue)物を忘れ(oooaue)
あいつらの道(aiuaoii)修羅の道(uaoii)
茨の道(iaaoii)今なお未知(iaaoii)
後戻り出来ない(aoooieiai)あの頃にできた(aoooieia)
上手く言えないが(uauieaia)幕切れは今(auieaia)
此処(oo)想い(ooi)
この世界に(ooeaii)ほどけない(ooeai)
言葉では(ooaea)ことだけは(ooaea)
汗流す同世代見りゃ(aeaauooeaiia)焦らざるを得ない今(aeaauoeaiia)

ここ韻踏んでますよ。他にもあるかもしれませんが()

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