Creepy Nutsの功績、「セルアウト」という言葉の虚しさ

Creepy Nuts Mステ出演おめでとう!!!

Twitter(という狭い世界)では「あいつらはセルアウト」的な発言が目立つようになりましたね。

「公開処刑の悲劇」を経験した私は「セルアウト」という批判に虚しさを感じています。

公開処刑の悲劇

我々世代、小中学生のまだウブな頃にHIPHOPブームが到来。

僕含め周りの友達がHIPHOPに知るきっかけとなったのは勿論、KICK THE CAN CREW,RIP SLYM,DragonAsh。またはSOUL’d Out。

それらがキッカケで好きになった矢先『公開処刑』を聴き、それらがセルアウト、ワック扱いという風潮を知りました。

まだウブだった僕ら(いいわけ)、公開処刑を間に受けて「奴らワックだよね、セルアウトだよね」と覚えたての言葉を自慢げに使ってました。

そして、アンダーグランド is REAL ,Doop!!

という偏った思想の少年が生まれたのでした。

同じようなエピソードをふぁんくが愛韻TVにて語っています。(7:19~)


それから月日が経ち、偏った思想の少年もKREVAの華々しさに目を惹かれFGクルー周りの音源も聴き直すのでした。

そして至った結論は好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。

それが売れてようが売れてなかろうが、魂を込めてようが抜いてようが。

周りの意見に流されて好きなものを聴かなくなるのは虚しいということでした。

Creepy Nutsの功績

Creepy NutsのLiveに行って一番驚いたのが可愛い女性、小中学生の子が「ビートモクソモネェカラキキナ!!!」と叫んでいるのを見た時です。

元はILLMARIACHIの楽曲が、そして曲中では“ザー汁飲めよ3日分”とか“日月火水木 モクモク(黙々?)とスモーキン”とか言ってる楽曲がこんな層まで届いてるのかと!!!

『ビートモクソモネェカラキキナ』を毎回LIVEセットリストに入れて全国津々浦々に広めてたCreepy Nutsの活動もあり、DJ RYOWを筆頭に名古屋のMC達が、TOKONA-Xの功績を地道に世に伝えてた事が一気に広まってる事を感じました。


今まさにノリノリの!!!

話は変わり、、、

『クリスマス・イブRap』で大きな注目を浴びたKICK THE CAN CREW。

キャッチャーなアプローチが成功し、広い層まで届いた反面、批判的な意見も当然あったそうです。

そこで、次の楽曲は『ONE WAY』のようなクールなものにするという考えもあったらしいですが、実際に出た曲は『マルシェ』そして歌い出しLITTLEのリリックは

“今まさにノリノリの〜” 

と、あえてキャッチャー路線でボースティングするというものです。

単純そうで逆風を逆手に取った超HIPHOPなリリックですよね。


 

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