Meiso『SAKURA』英語と入り組んだ技術を封印して伝えるメッセージ


 

Meiso and SPIN MASTER A-1による『SAKURA』は日本のおかしな現状を危惧し、アイロニカル(皮肉・風刺的)に現代の闇を表現した曲です。

消費税増税も記憶に新しいけど
庶民の家計 削ってるのは国母のスノボ?
ピエールのサウンド?商品回収切実?
こんな現状あなたならどう思う?「別に。。」 

政治家の失態や税金の不正利用よりも一個人、芸能人の失態を責めることに躍起になる国民・メディアのことや、袋たたきにする姿勢が描かれています。

袋叩きに会う こちらの被害者は本人
袋とじのもう一件の被害者は全日本人

そんな目を引くスキャンダルよりも自分と関わりの深い本当に大事なものを考えさせられるリリックです。

 

この曲でMeisoは英語を使わず、難しいフロウも使わず、言葉を崩さずに丁寧なラップをしています。

元々スキルフルなフロウや入り組んだことが出来るラッパーがそれを抑えてメッセージ性に比重を置いた楽曲だということが分かります。

それでも単調で退屈ならず、Meisoの言葉選びや比喩表現に引き込まれていきます。

 

MVのアニメはSteveCutts「Happiness」とLubomir Arsov「IN-SHADOW – A Modern Odyssey 」を組み合わせたものです。

どちらも欲望により盲目となった現代の闇を描いたもので『SAKURA』と物凄くマッチしています。

 

SteveCutts「Happiness」


 

Lubomir Arsov「IN-SHADOW – A Modern Odyssey 」


 

 

「SAKURA」  

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