『オレナラココ』のテーマはタイトル通り「存在証明」
NORIKIYOは肉体を拘束されても、STICKYは肉体が滅んでも生き続ける作品を残しています。
今も生きてる STICKYの16Bars
NORIKIYO『流行病』
勾留中に書き上げたこの楽曲はKRS ONEの『Sound of da Police』オマージュを交えつつ、シニカルな警察批判を軸に話が進みます。
STICKYのBarsはSCARS『SCARS』からサンプリングしており、勾留中の状況に合致しています。
さらに、続きのリリックも今回のテーマと密に繋がっています。
jailがこのgameの代償
見てきたghettoはマジrealな場所
この世界は俺らのモノ
誰にも邪魔はさせねぇ当然だろSCARS『SCARS』
NORIKIYOは盟友STICKYの声ネタを『DO MY THING』や『儲かるけど?』でも使っています。
ここから、2人の歴史や信頼関係を垣間見ることが出来ます。
今と昔何も変わらねぇ 俺のやるべき事をやるだけ
SCARS『Junk Music』
『DO MY THING』スクラッチに使用
金が全てさ
『RODEO CHASIN’ (feat. GANGSTA TAKA & STICKY)』
『儲かるけど?』スクラッチに使用
「オレナラココ」というフレーズは『23時各駅新宿』にもあります。
俺なら此処だよ此処、此処だ
NORIKIYO『23時各駅新宿』
1stアルバムでシーンに向けて存在証明をしたNORIKIYO。
今回は事件をキッカケに改めてその不朽の存在を証明しました。
この曲から自身の置かれた環境をアートに変換するNORIKIYOの底力、ひいてはHIPHOPの底力を感じます。
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