PETZの『Blue feat. Jin Dogg』にすべてかっさわれた話


 

YENTOWN所属 PETZの1stソロアルバム”COSMOS

Chaki Zuluトータル・プロデュースのもと、世界各地から錚錚たるプロデューサー、ラッパーが集まり、PETZの魅力が遺憾なく発揮された名盤です。

その中でもアルバムを締めくくる『Blue feat. Jin Dogg』は衝撃的で、この1曲でアルバムの印象がガラッと変わったというか、すべてかっさらっていった感があります。

Jin Doggは懺悔の気持ちや後悔の念という感情的なリリックで綴っているのに対して、PETZは客観的で切ない情景描写を綴っています。

その対比が更に切なく、感傷的な気持ちにさせます。

 

<Jin Dogg>

I love all my loved ones but you are only one for me
愛しているけど近づき難い
I’ve been hurting you so much don’t even know how to be forgiven
後もう少しだから今止まれない 

<PETZ>

染み付いてるタバコの煙
砂ぼこりと緑の香り
涼しい風 一人でlonely
俺らは 夜が明ける頃に
すぐに時間過ぎてくように
未来は待つことを知らない

 

 

また、Jin DoggのVerseは “I don’t want nothing but two of us“(2人以外、君以外いらない)という”two“という理想に対して、現実の”“や”一人“が対になっておりかなり切ないです。

また、理想カップルとは程遠い、現実にある”couple medicine“(1組の薬)という情景も泣けます。

 

Telling you I don’t want nothing but two of us
だけど記憶を無くして無になる
傷を付けた分だけ無になる
そしてまた一人になる 

Feeling so blue need couple medicine

 

「COSMOS」収録  Link

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