R-指定、KZ、peko『梅田ナイトフィーバー’19』を語る|ダサさとは?各メンバーのVerseについて

この記事は「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、R-指定さんが紹介した「梅田ナイトフィーバー’19」の補足的に「アマチュアラジオ Vol. 11」から同曲の解説を書き起こしました。

 

 

ダサい名前、ダサさとは。

 

KZ:しかしダサいな曲名!見るたびに(笑)

一同:『梅田ナイトフィーバー’19』

R-指定:ビンビン感じるっすね(笑)

KZ:感じる(笑)

R-指定:日本の全ラッパーに「この曲どうする?」って聞いたら絶対採用しない文字列(笑)

KZ:十数年間「梅田」という字面と付き合ってるけどさ「梅田」ってマジダサいよな!

peko:どうやってもかっこよくできひんな。

KZ:絶妙なダサさあるよなあの漢字(笑)

R-指定:まー、これ言ったら嫌がるメンバーいるっすけど、そのダサさがオレらやったりするなと思うんすよね。

KZ:そやな。

R-指定:だって「梅田サイファー」って入ってるじゃないっすか「ダサい」って。

peko:ふははは(笑)

KZ:すごい(笑)

R-指定:避けられいと言うか。

KZ:そやな。

R-指定:それ結構、美徳やなと思って。

ラップとか音楽もそうですけど「ダサさ」ってところはそいつしか出ない味とか匂いやと思うから。

peko、KZ:うんうん。

R-指定:無くしたくないなと俺は思うっすね。

peko:そやな、逆に俺らがシュッと急にGUCCIとかつけだしたらキツすぎるやろ。

R-指定:そっちの方がキツいっすよ!

KZ:なんで?俺財布GUCCIやで。

R-指定:キツっ!

一同:(笑)

KZ:もらいもんやけど、唯一のブランドもん(笑)

R-指定:あはは(笑)

peko:まぁまぁ(笑)着飾って強くするみたいなんは俺らじゃない、俺らじゃなくてもいいかなぁと。

まぁでも、字面が超ダサいけども。

KZ:「19」って付いてるあたりもダサいよな!

peko:いやぁーもう。

R-指定:最高。

KZ:郷ひろみじゃないんだから。

 

 

トラックの構想、内なる「D」

 

R-指定:最後に一番俺らの素の匂い全開というか、人間性全開であるかも分かんないですね。

peko:うんうん。新しいテーマソング的な。

R-指定:あの日本語ラップ感というか。

peko:うんうん。

KZ:それこそ初期衝動に近い2000年代初頭のオリコンに入ってたような日本語ラップ感というか。

R-指定:ね!ポップさもある日本語ラップ感というか。

peko:そうそう、元々ケツメイシの「よる☆かぜ」みたいな曲作りたいっすねーって話があって。

R-指定:あー。

peko:「俺そういうトラック作るわ」って請け負って、あの曲ってすごい完璧やんか。

R-指定:「よる☆かぜ」完璧っすね。

peko:「こぉれムズっ」ってなって。

他に上がってきてるトラックってKZとミツ(DJ MITSU THE BEATS)さんだけやって、「これ完成するか?」って自分の中で難産やって。

でも、テンポを決めてからすごい早くて。

「きたきたきた!ビンビンきてる!」みたいな。

サビのメロディもパッと浮かんで、でもこれ俺歌われへんからRしかいないと思って。

でもスケジュール的にRが参加できるのが、どこまでいけるか分からないって状態やって。

でもこれはRじゃないと成立せえへんみたいな感じで、俺も歌ってみたけど当然無理やって、あのトーン的に。

他の誰でも絶対無理って思って。

そこまでの構想としては完璧な状態でスタジオに持っていったんですよ。

R-指定:あれは、サビに鼻歌を入れてもらったやつ聴いて、俺とKZさん2人であーでもない、こーでもない言いながら歌詞考えて、ちょっとメロディいじったりして作ったんすけど。

最初の鼻歌とトラック聴いたとき、「よる☆かぜ」と言いつつも、俺は「S.O」滲んでると思うんすよ、あの速さ。

peko:はいはいはい。

R-指定:最初聴いた時「はいはいはい、なるほど」と。

peko:そうね、意識はしてなかったんやけど。

R-指定:ね!やっぱS.Oって自然と滲み出てくるものというか。

peko:内なる「D」が。

R-指定:そう内なる「D」。

peko:出てきてもうて。苦笑いすな!

KZ:えー?

いやいや、もう自分ら怒られるべきやで。

peko:いやいや、めちゃくちゃ、俺解散Live観に行ってるからさ。

KZ:それ免罪符みたいに使うけどさ!

peko:なんでなんで?

R-指定:俺今だにラジオで取り扱ってますから。

KZ:いやいや!だいぶ取り扱い方酷そうやん。

この前のもすごかったで、俺がDiggy-MO’やったら殴るわ!

R-指定:なんで?

「ディギモニじゃんけんピョピョピョ」

KZ:どこにリスペクトあんねん(笑)

「リ」の字もないやろ!

R-指定:いや好きじゃないと出来ないですからね、これも。

KZ:古武道さんのラッパ我リヤ、お前らのSOUL’d OUT、そこはちょっと信じれへん。

ふぁんくのN@Mも信じれへん(笑)

R-指定:いやいやガチでしょ(笑)

peko:じゃあプレゼン会はまたじっくりやらせてもらうとして。

 

 

曲の構成、各メンバーのVerse

 

R-指定:pekoさんの鼻歌聴いて2人で歌詞考えて出来た時「うあーきたー!」みたいな、いいキャッチー感になりましたね。

KZ:そやな。

お喋りな俺達をからかったあの娘

っていうの俺の中ですごいよくて。

R-指定:ね!

KZ:”お喋りだった俺達“って『アマチュアナイト』でずっとサイファーしてた。

R-指定:他の名クルーじゃ当てはまらへん系。

KZ:そうそう。

peko:まぁね、俺らがやってるイベントの端っこでDJプレイに合わせてサイファーしてたのが梅田サイファーで。

俺はそのイベントの主催者やったからイベント側でって感じやったんすけど。

そういう光景を思い出しながら聴くと、、さすがに自分で作ったマスターピースなんで。

ちょっと、あんまり聴かんようにしてますね俺は。

R-指定:あー。

peko:グッと来てまう瞬間があって、あぶないなこの曲ってなってて。

このラジオでも自分がプロデュースした曲で一番好きかもって言ってて。

というのも、完璧にハマったというか。

自分の構想通りに全部が上手くいったというか。

サビでRが歌ったのもイメージ通りやって。

R-指定:おー。

peko:VerseがあってKOPERUがBridgeを歌うという構成も元々頭にあって、四つ打ちにビートが変わるとことかも完璧に全部がハマって。

元々KBDさんが参加しない予定やったけど、これは全員でやらなあかんってなって、KBDさんに8小節か16小節どっちがいいか聞いたら16気合い満々で書いてくれたんで。

あれはクラシックできたなぁって感触はありますね。

R-指定:確かに。

全員のいいとこ出てますもんね。

テークエムさんものっけから

それは天国かも もしくは地獄かも
でもきっと大丈夫 ほれlet’s go come on

テークさんっぽい言い回しだし、乗せ方も

それは目覚めりゃ消える夢かも
もしくはとんでもないトコ たどり着けるかも

ああいう乗せ方もテークさんっぽくて。

その後のKenny Doesのキレキレ!

peko:あれはどういうVerseなの?みたいな

R-指定:ね!キレキレとあの間の開け方とかも「うわ!ケニーや!」って思うすもんね。

KZ:なんかちょっと前の『スクールボーイ・Q」感あるというか。

なんか音の構造が何十奏にもなってて、ガヤが飛び交うみたいなあの感じ。

R-指定:バスケのステップみたいなVerseやなと。

peko:確かに。

R-指定:キュッ キュッ キュッって止まって、走り出して、またキュッって止まるみたいな。

peko:『S.O Magic

R-指定:そういうことなんですよ。

やっぱケニーの中にもDiggy-MO’が。

KZ:ケニーはDiggy好きなん?

R-指定:いや、好きとかいう問題じゃない、勝手に。

KZ:ケニー日本語ラップで誰好きなん?KREVA?

peko:前喋った時はPUNPEEと田我流って、以外な回答でしたね。

KZ:へぇー。PUNPEEは昔から言ってるな。

R-指定:で、KOPERUの楽器としての強度ね。

KOPERUの声の華やかさというか。

KZ:あそこあってのHook、あのKOPERUほんまに要るよな。

peko:ほんまあのキラキラ感。

PVの画もUFOが上から飛んできて、ピーってライトがKOPERUに当たってクルクルーって

KZ:あはは(笑)連れてかれん?

peko:みたいなのをコウサク君と考えながら爆笑してて。

R-指定:KOPERUやっぱ飛び道具としてあの声って素晴らしいですよね。

peko:ソロでも もちろんいいけど、クルーになったらキュッと引き立てる強烈なスパイスみたいな。

KZ:KOPERUがいるだけで曲が安定するというか。

R-指定:やし、ひとつ明るくなるし。

peko:黄色よね、なんかバーン!って。

R-指定:で、KZさんのね。

peko:いやもう、KZ ふぁんくのVerseがもう、、どっちもすごい!

R-指定:キレキレですよね!

6本の弦からのくだりは最高ですよね。

か弱いライン 綱渡りしてる
6本の弦 鳴らせ5本の指
4つ打ち 3連 グルービー
ダブルミーニング 1本のペンシル
不自由こそ自由だって知る

peko:いやほんまに、感動したもん。

KZ:あれは結構自分でも気に入ってて、昨今SNSとかがあって、

R-指定:繋がりすぎてる?

KZ:そうそうそう。

その”か弱いライン” そのラインから弦に掛かってるみたいな。

んで数字を落としていって、”不自由こそ自由だと知る“って自分の中でも「きたな!」ってのがあって。

R-指定:むちゃくちゃいいVerseです。

あそこ16小節が3人並んでるんすけど、サラっと聴けますもんね。全員キレキレやから。

KZさんの上手いことリリカルに詰めていくとこから、ふぁんくさんの真骨頂というか。

peko:ほんまにな!

R-指定:マジで気持ちいいラップしますよね。

peko:あれすごいよな。リズムが完璧にハマりまくってて、グルーヴちゅうのはこういうことやなみたいな。

R-指定:なんかね、ドヤらない韻ね

ああいうドヤらない超硬いライムが続くというのが。

ふぁんくさん気持ちいいなぁ。

peko:しれっとやりよるな。

KZ:「ふんで、、る!」みたいな「ふんでない?」じゃなくて。あの感じな。

普通のラッパーやったらドヤ感出したくなるライムやねんけど。

R-指定:サラっと流すところがね。

そのサラっとしたキレキレのスムースなふぁんくさんがおるから、そのあとのKBDさんが

手持ち2000円でフェスまで独走

っていうのがね。

あのKBDさんの一番気持ちいいのが

飛び交う音に ほろ苦い思い
ともに踊りたい フォロミマイホーミー

あれ最高なんですよね。

peko:KBDさんも16小節書いてくれた瞬間に「これは完璧な曲ができるな」と思って。

で、この3人は続きやなと、ハメた瞬間にこの位置は絶対動かんみたいな。

その後のKOPERUは元々僕が書いて歌ってたとこなんすけど。

これも絶対KOPERUに歌わせた方がいいってなって。

Bridge的に絶対KOPERUやなって思って。

それでJ-POPみたいにしたくて。あのCメロっぽいところとかも。

R-指定:はいはいはい。

peko:それも狙って。

R-指定:そうっすね、

いつまでもずっと胸に刻んだまま次なる旅路へGO

peko:そうそうそう、あの来る!感

あそこらへんも、J-POPを聴いてる日本語ラッパーの出来る技かなと。

もともとPOPsが好きだから。

ああいう曲、日本語ラップにあんまないよね。

KZ:最近ないなー。

R-指定:寂しいっすねー。

peko:それを俺らが担うっていう気負いはないんやけど、もともと好きなものなんで。

R-指定:Creepyでどれだけやってても増えないっすからね、そういう出会いは。

あんま評判はよくないっすからね、POPな曲作っても。

好きでやっててもなかなか。

KZ:あと1MCやしな。

peko:せやな、攻めた曲がどうしても多いよね。

R-指定:クルーやと、より派手さとかワチャワチ感もでるからね。

peko:例えば、KZがソロでこういう曲やるか?って言ったら絶対やらへんかなあと思うし。

ミックス出来るから、そこはめっちゃ面白いと思うな。

この曲はほんまに死ぬまで自信作やと思える曲ですね。

 

 

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