R-指定、LIBROの『雨降りの月曜』を紹介|97年発売の先駆的な大名曲を語る

Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、Creepy Nutsのお二人がLIBRO『雨降りの月曜』を紹介しました。

以下、R-指定 → R  DJ松永 →

 

お前…中学生なんか?

 

:creepy nutsのオールナイトニッポン0 唯一の良心。Rさんの日本語ラップ紹介のコーナーです。

R:今週紹介したいのは LIBRO というラッパーの『雨降りの月曜』という曲です。

:なるほどね。雨多かったですからね。

R:そうなんです、この曲は僕らのシーンでは大名曲で。

:名曲中の名曲!

R:LIBRO というラッパーは90年代から活動していて、これ出したのは97年でして。

LIBRO さんの特徴を説明しますと、まずラップ知らない人が聴いてもめちゃめちゃ気持ちいいです。

なぜならメロディアスなラップをするんですよ。

メロディアスなラップをする上でめちゃくちゃ韻が固い。

:かったいよねー。

R:韻ってメロディーの代わりになるやん。メロディーがないラップの中でリズムをつけてそれが言葉の反復性とかによって頭にパンチのあるラインとして刺さってくると。

その固い韻に LIBRO さんはメロディーもくっつけて、韻でリズムが反復するところにメロディーをつけるから、より気持ち良くなるですよね。

:語感を合わせてメロディーつけたらまあ気持ちいいに決まってるんだよ。

R:これは邪推かもしれないけど、ケツメイシのRYOさんとかRIP SLYMEのPESさんとかケツメイシから派生するメロディアスなラップをする人たちの源流にいるんじゃないかなと思うんすよね。

:結構近いよね。

R:しかもね、97年にしてこの長い韻。

韻って時代を追うにつれて長さと硬さの基準が底上げされていくんですよ。

だからあの90年代に硬かった韻も2000年ではもう踏み尽くた韻になってる。ていうことがあるんすけど。

この LIBRO さんは97年にして高度な長さの硬いライムを踏んでるすよね。意味も通ってて。

例えばすごいのが

気分はさわやかな日曜日の吉祥寺おれが意思表示 

で、吉祥寺に何があるか。

白鳥かアヒルのボートに乗って 

これ井之頭公園ですね。

白鳥かアヒルのボートに乗って
いつもおなじみのビール飲んで
寒気りゃ寒いでコート着込んで
今日も意気込んでちょうどいい本でも読んで 

踏みまくってね。踏みまくってメロディが気持ちい。

:これ音読しただけでも最高。

R:読んでるだけでも気持ちい。実際やられたら…

:やばいよ。

R:これを「ライムのポルチオ」と呼んでます!!!

止まることのない快楽!!!

:お前…中学生なんか?

 

<書き起こしおわり>

 


 

胎動」収録  

 

 

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