R-指定、三島の『銀舎利』を紹介|HIPHOPを超越する男のブルースを語る

「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」にて、Creepy Nutsのお二人がKZ『RUNandGUN』について語りました。

 

DJ松永:笑っちゃうけどな俺は、お前がHUMMER買ったら(笑)

R-指定:お前な笑うなよ!ラッパーっていうのは曲で広げた風呂敷をたたまずに頑張ろうとしているんですよ。

そういった意味でも俺が胸を打たれた曲、聴いてもらいましょう。

DJ松永:おおっ!!

R-指定:三島 a.k.a. 潮フェッショナルさんで『銀舎利』

 


 

 

R-指定:今は「三島」さんっていう名前に変わっていますけども。

DJ松永:そっか、「潮フェッショナル」はなくなったんだ。

R-指定:そう。その2013年に出した『ナリモノイリ』っていうアルバムで。

それまでもずっと東京で活動をしていたらしいんですけども。

福島出身で、俺らみたいなヘッズが気づきだしたのが2013年のこの『銀舎利』っていう曲だと。

DJ松永:『銀舎利』だと思う、俺もはじめて知ったのは。

R-指定:それがまずは一発目のヒットで。

その前にもfeaturingとかでちょくちょく出ていたんですけども。

三島さんの特徴ってね、めちゃめちゃ上手いことを言うんですよ。

DJ松永:あー言う!

R-指定:しかも下ネタで!本来はそういう人なんですよ。

「エロ本をうつぶせで読んでいたら体が宙に浮いていた」とか(笑)

そういうむちゃくちゃなことを言う人なんですけども。

DJ松永:うんうん(笑)

R-指定:でも、そういうふざけた人がリリースするって出したリード曲がこの『銀舎利』でめちゃくちゃ感動したんですよね。

DJ松永:そうだ!そうだ!本当にいい曲だよね。

R-指定:しかもさぁ、地方から東京に勝負をかけに出てきて。

で、上手くいかん現状を歌っているんですけども、その時のラインがねぇ。

“懐かしいぜイキがって高校辞めた頃から 何年経ったか 何度笑ったか”

俺なんかすぐ横にイキがって高校辞めたやつがいるんですから、DJ松永という(笑)

DJ松永:俺のことじゃねえか(笑)

R-指定:でもこことか当時、2013年やからさ、俺らもそこまで全然うまくいっていない時やったからめちゃ沁みたよな。

“カップ麺の残り汁に飯入れて食ってる場合じゃねえ”

って俺も分かってるってみたいな。

DJ松永:これさ、本当に超くすぶっている時にリリースされた曲だからもう重なりすぎて。

R-指定:めっちゃ重なって。

DJ松永:うわぁって思ったよ。板橋のワンルームで。

R-指定:なぁ!!!

この1バース目の締めとかも

“俺もそろそろカッコつけにゃなぁ”

っていうのはこの時の話もあるし。で、俺らの今の状況もあるし。

さっき話したような、そろそろ大人なんやから俺らもちょっとかっこつけなアカンなっていう。

で、またこの途中で入るハーモニカもいいんですよね。

DJ松永:これ最高の曲だと思うわ。

R-指定:めちゃくちゃいいんです。

これはHIPHOPっていうか男のブルースっていう感じですね。

DJ松永:いやぁこの曲は古くならないよ、一生聴けるよ。

R-指定:だからアルバムを聴いて下さい。

ライムも固いし、上手いことも言うのも実は超得意な人なんで。

三島さんで『銀舎利』でした。

 

ナリモノイリ」 収録 

 

 

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