ZORN「かんおけ」のレビューとリリック・韻考察


 

レビューと韻考察

 

日常の喜怒哀楽をHIPHOPに昇華し、誰もが共感できるトッピクを誰も真似できないスキルで表現するZORN

「かんおけ」は文字通り「死」をテーマにした曲で、アルバムでは次曲で「生」をテーマにした「ゆりかご」が続くます。

この曲を聴くと「死」とは特別な出来事ではなく日常の延長線上に当たり前にあるものだと認識させられます。

その認識を持った上で現在の立ち振る舞いを考えさせられる曲です。

トラックはTHA BLUE HERBのO.N.O、シリアスな言葉を聴きやすくする疾走感があるトラックです。

ラストの畳みかけ、ライミングも圧巻です。

 

ベースの韻 [ i i o i i o i e ]

一度きりの人生(い)
1秒1秒死へ  日常に忍び音
霧も切り通(お)して
未知の道を行け  生きろ嬉々として
日々の意味を知れ
木々の幹の威厳(いげ)
ミリの塵の人間()
明日のことなんてsiriも知りもしねぇ
でもまだ未来は俺等の手の中
今動いた嫁(よ)お腹(なか)

 

 

サンプリング

 

THA BLUE HERBを「義務教育」というほど敬愛しているZORNはO.N.Oトラックの上で ”未来は俺等の手の中” (THA BLUE HERB / 未来は俺等の手の中より )や”誰の人生も着火済みのロウソク”(THA BLUE HERB / Phase 3 のリリック「人生は着火済みのロウソク」より)などサンプリングでリスペクトを示している。

その他にも、中島みゆきのサンプリングと思えるリリックもあります。

今日は別れた恋人たちも
生まれ変わってもう一度会うらしい
生きるも死ぬも一緒同義語
生も死もきっとご近所
一本の 人の一生
リリックノートが俺の遺書

中島みゆき / 時代の歌詞「今日は別れた恋人たちも 生まれ変わって めぐりあうよ」より

中島みゆき / 糸 より

 

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「柴又日記」収録 💿

 

 

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