ZORN『Life Story feat. ILL-BOSSTINO』韻・サンプリング考察

ZORNが敬愛するというTHA BLUE HERB。

過去に『かんおけ』でO.N.Oのビートに乗ったZORNが遂にILL-BOSSTINOと共演!!

お互いのリリシズム・ライミングが相乗効果的に凄い領域まで行ってます。


俺は今日も作業着 タバコ缶コーヒー
日々はパターン通りただの般庶民
何よりまずは衣食住の三拍子
真っ当に生きるのがカッコいい信じる
不自由さの中に本当の自由
俺を俺たらしめるのは労働と知る

くよくよ嘆くよりも苦労も買ってく
覗く待ち受け それで強くもなれる

ド派手な成功 温和で平凡 何が幸せ 答えはねーよ
自分で決めろ 心の根っこ
俺が見んのは夢と子供の面倒

あの頃 光熱費すらも滞っては
2〜3万のギャラを嫁と喜んでた

貧乏質素豊かな暮らし
億万長者も孤独だったら虚しい

苦しみにも美がある
信念に従う奴にビガップ
全ての働く人間人生
僭越ながら俺がいいねを押してぇ

それは素通りされるストーリー
生活の声よ 柵を越えろ

のない言葉 お前を後押し
武道館の翌朝も俺は作業着


Life Story

どんな仕事も最後クビ
縁がないネクタイ ボーナス 退職金

デモテープをレコード社に送り
あちこち出世払いの約束先送り

言うだけなら言える 今に見とけ
口だけ野郎とラッパーは紙一重

北向きワンルームからの空はいつも灰色で
太巻きジョイントが痛み止め

そっから四半世紀のアドベンチャー
語る体験談 ある意味ヒップホップ最先端

老いぼれ挑戦者 フルメンタル ライムディスペンサー 心技体で三連単
達成感ってのはシャボン玉みたいなもんだな
もっぱら絶やさねえ音沙汰

ZORNからオーダー 本番こっから
武器はガッツと信用 トニーモンタナ

生きるために生まれ 死ぬために生きる
鍵は常に時間が握る 命の皮肉

出し惜しみしないで使い切る
自らディール取り仕切る 売りはリリック

こんな事 所謂2度と起こらないミラクル気がする 全部そうだって気が付く
街が暮れなずむ 常ならぬ見破る
言いたい事りまくる 今だ き殴る

いいかい シナリオを書き上げたらすぐにキックするべきだ
見様見真似でいいからやってみな

それだけでした これだけで来た
何より俺だけってワケじゃなかったからここまで出来た

ガラガラのショーケース 朝方の光景
ドン底の毎日 根拠のない確信

BOSSと行ったもんじゃ それも夢だろ
間はキャバクラで自慢 俺の連れだと

新小岩いいとこ また行きてえ
話してえ 全部生きてこそ

あんたも我が子の成長を必死にメモ取
いつかのためのとっておきの引出物

例えばあの人のボロボロの服
どんなオートクチュールよりも超特注

人生模様 みんな一点物
俺は俺 お前はお前でいいってこと

最初だけ勢い良いとかじゃねんだよ
すぐに忘れんだと 忘れんなよ

そう生きるのも勉強 一流ほど謙虚
奮えて眠り 握るこのペンを

ひょっとして何か成し遂げたつもりでいるんじゃって そんな訳ねえじゃん
これだけは覚えとけ まずは夫婦円満
俺の意見より嫁の機嫌

Life Story 高め合ってこそのGlory
ここに俺等がいたって事を伝えてってくれますように
Life Story 別れあってのGlory
今も昇ってったあいつ等の煙と空でに在りますように

 

新小岩

 

サンプリング考察

 

『Life Story』

THA BLUE HERBの3rdアルバム名『LIFE STORY』

LIFE STORY

 

武器はガッツと信用 トニーモンタナ(BOSS)

映画『スカーフェイス』の主人公トニーモンタナの名言「おれの武器はガッツ信用それを汚すことはしねえ」より

 

奮えて眠り 握るこのペンを(ZORN)

ZONE THE DARKNESS時代の楽曲『奮エテ眠レ』より


 

ひょっとして何か成し遂げたつもりでいるんじゃって そんな訳ねえじゃん (BOSS)

THA BLUE HERBの1stアルバム『STILLING, STILL DREAMING』収録曲『弧憤』のリリック “ひょっとして何か成し遂げたつもりでいるんじゃねえだろうな?” より

1stアルバムで綴ったリリックは現在もBOSSの原動力となっているようです。

STILLING, STILL DREAMING

 

MV終盤、2人が初めて交わったのが駅のホーム。

駅のホームといえばTHA BLUE HERBの1stアルバムは駅のホームの音から始まります。(『THIS’98』)

この曲をオマージュしたと思われるのがZONE THE DARKNESSの『一番線ホーム』という曲で新小岩1番線ホームの音をバックにラップが始まります。

ちょうどBLUE HERBの『THIS’98』と『弧憤』を掛け合わせたような曲です。

それを踏まえて2人が駅のホームにいる映像を観ると感慨深いです。

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