「ま○こ」すらかっこよく歌うラッパー

「ま○こ」

この言葉は露骨な表現すぎて、エンタメで使うには慎重になる必要があります。

今回は、エロやギャグ路線の曲でもないのに、その単語すらかっこよく昇華したラッパーを紹介します。

KOHH『Business and Art』


やりたいのはアート
お金でアートが死んでいく
やってるのはアート 
やってるのはアート 
男たちが欲しがってるのはま○こ 

KOHHの純粋に芸術的な表現を追求する欲求とは裏腹に、アートに取り巻く商業的な考えや承認欲求を上手く現したラインです。

この一節だけでもインパクトと説得力が凄まじいです。

ZORN『Blood』


豚は血祭り
ガードの上から肋が折れるようなパンチライン
入っとけちゃんと保険
は好青年 だけどこれは犯行声明
ダサいラップじゃマ○コも濡れねぇ
酸素ボンベでもしなきゃ窒息死
するくらい閉鎖的小さなHIPHOPシーン

「マ”ァンコも濡れねぇ」と、刺激や魅力がない様を比喩しています。

パンチラインに加えて、いつも通り韻もめちゃくちゃ固いです。

以前「勃たないMCとファン達」という記事を書きましたが、ZORNの比喩はこの記事の女性バージョンです。

Young zetton & WATSON『2023』


一年前まで走ってた最後尾
口だけじゃ無い入れてるんま○こに

「行動が伴っていること」と「フェラだけじゃない」ことのダブルミーニングで上手い言葉遊びをしているのに、下ネタはド直球という、WATSONらしいリリックです。

まとめ

このテーマでまとめると、KOHH、ZORN、WATSONという、時代を代表するラッパーが集まりました。

やはり、リリックのユーモアやカッコイイと思わせる説得力が段違いであることが分かります。

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