2022年9月19日のCreepy Nutsのオールナイトニッポンにて随喜と真田2.0『終わりの会』を紹介
R-指定:ちょっと時間ないんで曲紹介いきたいんですけども。
DJ松永:曲紹介!
R-指定:アルバム作ってる時すごいフィクションを書いてたじゃないですか。
DJ松永:うんうん。
R-指定:それで作り終わって、日本語ラップの他のフィクションも聞いてみたいなと思って。
R-指定:俺もこのラジオで何回も紹介してるんすけど、大好きな随喜と真田2.0
R-指定:餓鬼レンジャーのポチョムキンさんとMICADELICの真田人さんがタッグを組んだユニットの随喜と真田2.0『FESTA E MERDA DI TORO』という名盤日本語ラップアルバムがあるんですけど。
R-指定:これの『終わりの会』という楽曲がありまして、この楽曲はこのアルバムの中でポチョムキンさんのソロで。
DJ松永:へー。
R-指定:随喜 a.k.a. ポチョムキンさんがソロで書いてる楽曲なんすけど。
R-指定:何かね、『終わりの会』っていうので地球が終わる瞬間を歌ってるんです。その描き方が、、ラッパーが地球終わるとか終末みたいなとこだと、どっかに怒りの感情とか何とか生き残るみたいなそういうことじゃなくて。
R-指定:ホンマにあきらめを歌ってて、それがすごい悲しいなという。ほんでポチョのストーリーテリング力の高さ。
DJ松永:へー。
R-指定:2007年ぐらいのアルバムなんすけど、なんか終末ものの映画っていっぱいあるんすけど、それが2021年公開のネットフリックスの『ドント・ルック・アップ』っていうこれも隕石降って地球が終わる映画なんすけど。
R-指定:そんぐらい、今の価値観にアップデートされた形の映画ぐらいの精神性を歌ってて。
DJ松永:なにそれ凄いね。
R-指定:パニックたりも描写するんですけど、終わる時ってめっちゃ普通なんすよポチョさん。
R-指定:もう隕石降ってきて終わるってなってんねんけど「花瓶の水替えるため家に帰る」とか「味噌汁飲む」とか、すごい諦めの寂しさみたいのとかをストーリーテリングで、こんだけ想像で書けるんやっていうので。
R-指定:改めてポチョさんのラップのヤバさとストーリーテリング力の高さと。あとすっごい切なくなるという。聞いてもらいましょうか随喜と真田2.0『終わりの会』
R-指定:なんかね、すごい悲しいし恐ろしい表現とかも入ってんねんけど、やっぱそこもスキルがあるからこそとか。
「網目模様アニメのよう」「明日明後日も無いのに何メモろう」「警察官が一般市民なぐるYシャツがいっぱいシミになる」
っていいう後に「ラジオからKANの最後に愛は勝つ 阿鼻叫喚に蓮の花が咲く」
って言った後のHookではちょっとリリックが変わってて「隕石の雨 ワクワクさせる」って、終わりに対しての絶望とちょっと非日常とか、それにパニッくってる中でちょっと楽しさじゃないけど、そういう感情も湧いてきて。
地球の終末を「洗い流して明日は晴れる」って表現するのとかもすごいな。
「終わりは始まり始まり終わり 生まれ変わったらまた会える」これ『銀河探検鬼』のT.A.K. THE RHYMEHEADさんのサンプリングをやったりとかして。
DJ松永:すげえ、韻も固てぇな。
R-指定:めっちゃ上手いよな。こんなストーリーちゃんと最後まで。
DJ松永:あとリズム感なにマジ。
R-指定:しかも特別変な声の出し方してないのに、そもそものリズム感と持ってる楽器の良さが。
DJ松永:なんだろうね張り付いたようなね、ちょっと小節に張りついたような時差があるようなレイドバック。
R-指定:マジ真似できへんねんなポチョさんのラップって。
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