ポリティカルな問題をポップに聴かせる名曲。RHYMESTER『ザ・ネイバーズ』

RHYMESTER『ザ・ネイバーズ』は、主に中国との近隣諸国との問題というポリティカルなテーマをご近所トラブルに置き換えポップに表現したものです。

Mummy-Dは1ヴァース目で声が大きく横暴な様をジャイアンに例えて歌っています。

あーったく! またオマエらか
近所迷惑なFamily もうまったく!
ヒトの話に耳を貸さないBig family
その割にやたら声デカいから周りと空回り(ッデーム!)
まるでジャイアン世間が様変わりしてもスネ夫の肩代わり(ッデーム!)

そのフリがあり、中国の荒いパクリキャラクターを絡めて曲を締めるのは流石です。

ねえ、助けてドラえもん
やって来たのはキッチュなマガいもんでした(泣)

 

そして、ポリティカルな問題を比喩でぶった切る手法に関しては宇多丸の右に出る者はいませんね。

せめて町内会の連中
味方につけたいけれど苦戦中
だってお隣さんこそがそこの重鎮の座をまだ独占中
何度も思った「絶交しよう!」
だが商売的には「絶好調!」
太刀打ちできねえ低コストで
今じゃ一番でっけえ工場
気がつきゃウチの肩身のが狭くなってる
アレ?じっさい庭が狭くなってる?
隣のハミ出た木のせいか?
いや気のせいか……そう気のせいだ!
と、思いたい……

 

POPLIFE

KING OF STAGE Vol.9 ~POP LIFE Release Tour 2011 にて

このツアーでは『ザ・ネイバーズ』のラストに近隣トラブルの象徴?といえる騒音おばさんをパロディしています。(通称ふとんパーカッション)

これをやるとリリックの “Make some noise!!!” が余計に笑えます。

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