志人・スガダイロー『ニルヴァーナ-涅槃寂静-』韻考察

『ニルヴァーナ-涅槃寂静-』は全て日本語で構成されており、細かい自然や感情の描写が美しい楽曲です。

そして志人は1つの韻で平気で5,6個、多い時は20個以上の韻を踏んでいます。


いつから 見つからなくした絆や
一途な 自ら 静かな ニルヴァナ
幾多を経て見るから
傷だらけの真空管の中
青い悟り 謎に宿り
籠に入れられた鳥は飛び
さあ来い 便り
郷に ハーモニー 運び
あの日 なぞり

行き着く果てなど未知数
入り組む心と知りつつ
シリウス 散りぬる
醜く見えるが息づく命は
身に降る 事実よりも美しく
意味する 真実 シク シク四苦八苦
チク チクタク ちぐはぐ過ぎ去る
インビジブル信じ抜く
吹きすさぶ嵐に勇気を口ずさむ
幾ばくの夢を詰め込み浮かぶ
真空管中 ジグザグ歩行でチンプンカンプン
ぎくしゃく ワク ワク 打ち砕く
寂しくなるなる シグナル wo
逸脱 静まる 見下す事無くしくまず
 ピースマーク に繋ぐ
振り返らず 繰り返さず
無に帰る 理由無く 自由なるユニバース

山に花 海に月 空に星
天に川 咲かしなさ
唇に微笑みと 何処へにも行かぬ
木漏れ日を心へ 灯せ
悲しさは さなぎから空に舞い
終わりなき 可笑しさに
笑い泣き 花開き 学び合い
回り 回り乾いた

静かな森の奥
シジュウカラ飛び踊る
風の通り道 君を見ているよ
優雅舞い踊る
空間を越えて咲き誇る
永久に明るい日
空に掛かる虹の橋

木の下に ひとひら 命あり
陽の光浴び 急ぎ足一人旅
帰路に立ち
身を浸した泉に祈る明日の兆し
を閉じれば祈りが
清い心なら聞こえてくるから
広い宇宙の片隅に 上がる日
二度と来やしない
ひととき 身ごもり
人ごみに紛れ 見落としがちな
フィロソフィー 見事に ひも解き
まあるい地球とさかずきを交わす
天瑠璃 月と肩組み 地平に佇み
それぞれの想いを乗せて回る

真空管中 ジグザグ歩行でチンプンカンプン
ぎくしゃく ワク ワク 打ち砕く
寂しくなるなる シグナル wo
逸脱 静まる 見下す事無くしくまず
 ピースマーク に繋ぐ
振り返らず 繰り返さず
無に帰る 理由無く 自由なるユニバース

いつから 見つからなくした絆や
一途な 自ら 静かな ニルヴァナ
幾多を経て見るから
傷だらけの真空管の中
青い悟り 謎に宿り
籠に入れられた鳥は飛び
さあ来い 便り
郷に ハーモニー 運び
あの日 なぞり

静かな森の奥
シジュウカラ飛び踊る
風の通り道 君を見ているよ
優雅舞い踊る
空間を越えて咲き誇る
永久に明るい日
空に掛かる虹の橋

 

詩種」収録 

 

 

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