降神『時計の針』韻考察

『時計の針』は降神の独自の世界観と異次元の韻とフロウを世に知らしめた作品です。

この曲で志人となのるなもないの2人は細かい韻を連続的に繋げて独特なリズムを生み出しています。

なのるなもないの2ヴァース目は全て [ a i a ] で踏み倒す圧巻のヴァースになっています。

現在の2人のスタイルとは若干異なり、韻が入れ替わったり、離れた場所で踏んでいたりと複雑な構造になっています。

(なのるなもない)
書きなぐる言葉蹴る殴る
膀胱破裂させる心無いBBOY
差別用語wackを羅列させる
食べ尽くされた史上初めて数ヶ月
かって奴がプロで萎える
俺のあれから何年経った？
半径2,5cmほどの網目模様
眺めてたんだずっと
考えたなんでなんだ？
さながら漫画かアニメの様

(志人)
時計の針右回りから左回りHurry Up
no pain no gainの神いきなり降臨する
統計学的には都民
クーデター思想のカーニバル
売れたアニマルシーソーゲーム
チャートで何が？
二度目の人生なんて無いんだ
血染めの鉢巻絞めて印税もらって
勝ち負け気にして死んでろ
特にお前と彼等

(なのるなもない)
Hurry up Hurry up 時計の針は
若さを燃やす進む唯一の神だ
ハイヤーハイヤー
自らの尻叩かなきゃ
間に合わずいつの間にOUT
バリアー張り合う
この陣地やり場のない
怒り込めた言葉の刃
這い上がりな東京砂漠のタリバン
俺等がアルカイダ
鍵穴には血と汗の涙のみ
確かめろ何かの在り処
なんやかんや言う周り遮断
shut up 交わりはしない
町はカーニバル何が始まる？
神掛かりな体当たりは
らららいららーららー
降神風吹かす為の
たりらりらんたりらりらん

(志人)
下手ネタ枝リーフネガティブ
駄目駄目なプレスされた
ネタで根掘り葉堀り
Weed ほっぺたにケタミン
アシッドにアンフェタミン
手取り足取り
教えてあげられるなんてダリーから
made in アムスでpit in
一人満面の笑み
きっと二万名の人が
レッドアイキャッチする家畜
マジバッズバッチグーのアンテナに
かなり毛並み良い犬かなわない
下手にバラしたらmother
まだ wanna be 人間
傍らに麻原まだ高ら笑い

(志人)
止まれ時間よ
追われるのもうヤメだ
坊やなめた口を塞ぎ
我を忘れる為だけに
一羽の兎となり
荒野に放たれたついさっき、
追跡中の夢すらも見えなくなる
俺はね、違うよ
壊れているのは自分の自由
だが賢明なのは
てめーの事情がそれに値する時にだけ
天然ボンの狂人になるってね
まるで粘土のように変幻自在
盗まれちまうよ何者かにこの星が
欲深きマンチー全ては物欲しさ
水分70% 生唾の喉ごしが
不明瞭で植物を枯らした
七つ葉のクローバーグローバルに広がる
日の丸これ以上にグレーイゾーンに近づく力尽く
なら一から作り直してまた壊す
元々子供と大人で血迷う小生