R指定、tella『死延』を紹介

2022年1月11日のCreepy NutsのオールナイトニッポンにてCreepy Nutsのお二人がtella『死延』について語りました。

 

R-指定:今日紹介するのはですね、梅田サイファーの仲間の曲なんですけどもTellaさんというね。

DJ松永:おー、俺と同じ歳。

R-指定:そうそう、松永さんと同じ歳で、特徴としてはメロディなラップが得意で、気持ちいいメロディーを独特な高い声で歌い上げるという。

自分でトラックメイクとかも全部できたりするし。

DJ松永:すごい才能溢れる人だよね。

R-指定:アーティスト気質としいか、アートするために生まれてきたみたいな人なんですよ。

そのtellaさんが色んな事が重なって音楽から離れてた時期もあるんですよね。

その離れてた時期を経て、今回作ったアルバムがあって。

その離れてた時期にtellaさんは色んな決断をしようとして、、、

詳しくはtellaさんのnoteとかTwitterを見て欲しいんですけど。

躁鬱と希死念慮と音楽

 

救われた事もあって。そっからアルバムのタイトルもきてるんですよ『Boar』これイノシシって意味なんですけど。

全曲、その時の心境から今の這い上がってきた心境が歌われてるんですけど。

この人ほんまに音楽を「生きるため」にやってる人なんやなって感じさせるアルバム。

息吸って吐くのと同じように音楽で表現することが必要なんやなって改めて凄い感じたアルバムで。

俺も自分のメンタルが落ちてる時にtellaさんのこのアルバムを聴いて復活したというか。

今日紹介したい曲はtellaさんのメロディアスな魅力ってのはアルバムに詰め込まれてるんですけど、キレキレのラップをしてる楽曲からアルバムが始まるんですよ。

ラップのスキルを出しまくったキレキレの楽曲から始まる。

それのタイトルがですね『死延』

忍者っていうのはHIPHOPでよく使われるテーマじゃないですか。

DJ松永:たしかに。

R-指定:でもこの『死延』ってのは死ぬのが延びる。

DJ松永:なるほど。

R-指定:音楽があってアーティストとして、人間としての「死」から生き延びることができた。

そのタイトルの時点で「この人音楽を生きるためにやってんねや」って思ったし。

今日まずは冒頭の1曲目を聴いてもらおうと思います。

tellaで『死延』


DJ松永:んー。

R-指定:これね、キレキレなラップの中にも梅田サイファーとして広がっていくなかで一種、一人きりで作ったアルバム。

tellaさんの中でも集中して自分の孤独とかと向き合って出来たアルバムなんですけど。

tellaさんが復活した経緯なんかもリリックに出てくるんですけど。

ライム的な部分でいっても

強がってみる
I gotta Skill I gotta ILL
ありがたく生きる 

ライムを含めて、音楽で表現するってのは落ちてる時には凄いしんどい事なんですけど。

それでも”強がってみる” なんとか言葉を吐いてみる、”I gotta Skill” スキルが上達していく、でもさらに病んでいくし格好良くって意味でも “I gotta ILL” ILL(病んでる)になっていく、で “ありがたく生きる 

そういうラインがあったりして、サビで

I’m a Ninja 忍法 Track Making
I’m a Ninja 抜刀スパッと切れる Flow
I’m a Ninja 十方 モクモク煙の中へ
I’m a Ninja…
I’m a Ninja 忍法 Independent
I’m a Ninja 秘境の地 GECKO LAB
I’m a Ninja 群ではなく隠密行動で獲る 

この「GECKO LAB」っていうのがtellaさんのスタジオのこと言ってるんですね。

このGECKO LABで俺たちCreepy Nutsの『シラフで酔狂』って曲も初めて録ったじゃないですか。

DJ松永:そう、俺らの初めての曲はtellaが録ってくれたんだよね。

R-指定:そのことを『土産話』という曲の一節に入れて、ちょうどtellaさんが落ちてるタイミングで、ダメ元で「このフレーズ入れていいですか?」って送って。

テラさん家のレックブースでスピット

Creepy Nuts / 土産話

そっから数ヶ月後にLiveで再開するんですけど、どうやら俺らの楽曲に(名前が)入ってるのとか、仲間の声とか聞いてまた音楽やる気になったって言ってくれたから、恩返しできたかなという。

DJ松永:嬉しい本当に、やっててよかった。

 

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その他の紹介は まとめ記事よりご覧になれます

 

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