R-指定、キング・ギドラの『スタア誕生』を紹介|ストリートにラッパーが必要な側面を語る

Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」において、Creepy Nutsのお二人がキング・ギドラ『スタア誕生を紹介しました。

以下、R-指定 → R  DJ松永 →

 

名ストーリーテリング

 

:creepy nutsのオールナイトニッポン0 唯一の良心。Rさんの日本語ラップ紹介のコーナー。

R:今週紹介するのは K DUB SHINE(ケイダブシャイン)さんというラッパーです。

:ついに!

R:そう、Zeebra さん紹介したから K DUB SHINE さん。

Zeebra さんと K DUB SHINE さん DJ OASIS さん この3人でキング・ギドラという日本語ラップ史に残る伝説のグループがあるんですけど。

今日紹介したいのはそのキング・ギドラの1stアルバム『空からの力』って名盤があるんですけど。

そのアルバムの中で K DUB SHINE さんがソロで歌ってる『スタア誕生』という曲。

:きましたねー。

R:これはストーリーテリングもので、ひとつの物語を曲の中で歌いきるという。

その曲全体が起承転結の物語になってる曲のタイプですけど。

このストーリーテリングものの中でも名作と言われる『スタア誕生』

まず何も言わず聞いてみてください。キング・ギドラで『スタア誕生』

(曲がながれる)

 

ストリートの教科書

 

R:っていう曲なんですけど。

:バッドエンドー

R:ストーリーでいうと、スターを目指す女の子が上手いことAVに出されて最後ドラッグで死んじゃう話なんですけど。

このK DUB SHINE さんって人は社会派ラッパーとかも言われてて、若い男女がヒップホップっていう音楽を聴くのを見越した上で、若い男女にちゃんと警鐘を鳴らすというか。

ただ単に悪趣味にバッドストーリーを歌ったんじゃなくて、気ぃつけーよってことなんですよね。

当時95年とか渋谷で若者たちに向けて歌ってたような歌詞で、こういう事件が溢れてたから曲にして。

ラッパーの役割そういうとこもあるんすよね。

若いやんちゃな奴らが教科書とか読んで勉強せえへん。教科書なんかいらんわいとか言ってる子らにストリートの教科書になってあげる。ラッパーの先輩として。

グリム童話とかみたいな感じで、こういう落とし穴がありますよ。道端の教科書、道端の先生っていう役割のラッパーっていう側面もあるんですよ。

:本当だね。それこそ渋谷のドンとか言われてる人だもんね。

R:そうそう、だから渋谷の若者は教科書読むより、 K DUB SHINE さんの曲聴いて、怖い大人おるんやって思えるっていうね。

:渋谷のハチ公このイメージだったわー。

R:おれもこのイメージ。どんだけ怖い街やってイメージありました。

聴いて頂いたのはキング・ギドラで『スタア誕生』でした。

<書き起こしおわり>

 

空からの力」収録    

 

 

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