【第三研究室】ZEEBRA&MUMMY-D、童子-Tの『流儀2003 feat. Mummy-D & ZEEBRA』を解析

WREP 第三研究室」において、ZEEBRA&MUMMY-Dさんがマボロシの『流儀2003 feat. Mummy-D & ZEEBRA』ついて語りました。

以下、ZEEBRA → Z  MUMMY-D → M 

 

青い所もありますが、悪くないね。

 

Z:次は、Mummy-Dさんが選ぶ俺の曲行きましょうかね。

M:えっとね、ジブさんの好きなヴァース死ぬほどあって、結構悩んじゃったんだけど。

すごく印象に残ってる曲があってね童子-Tさんの『流儀2003 feat. Mummy-D & ZEEBRA』という2003年に出た曲で。

Z:はいはいはい。

M:これのジブさんの2nd Verseを俺的に解析したいですね

Z:はい!では聴いてみましょうかね。

童子-T『流儀2003 feat. Mummy-D & ZEEBRA』

(曲が流れる)

Z:はい、というわけで聴いて頂きました、童子-Tさんの曲ですけども。

M:僕が33歳、ジブさんが32歳のときの(笑)

Z:若いですねー(笑)

M:若いですけど、お互い悪くないですね。

Z:ははは(笑)

M:ははは(笑)

Z:まぁーね、しつこいって話しもありますけど。

M:青い所もありますが、悪くないね。

でね、俺これすごい印象に残ってるんだけど、ジブさんと『末期症状』だの『アイスピック 』だの散々やってきてる中で。

 

ZEEBRA & MUMMY-D – 末期症状:アイスピック (Live) 


 

M:流儀もね最初の『流儀 feat. Mummy-D & ZEEBRA』っていう曲があって、それがあっての2003なんだけど。

これビートはD.O.I. 君で、当時としてはすごい最新のビートだったと思うんだけど。

Z:そうそうそう。

M:これでラッパーとしてどういうアプローチをするかってとこで、お互い毎回バチバチ影響を受けるんだけど。

Z:うん。

M:俺これ一番びっくりしたのはね

俺は今だってZ from the block

これジェニファー・ロペスの『Jenny from the Block』の引用から始まってるという(笑)

Z:いきなりまずジェニファー・ロペスですから(笑)

M:いきなりジェニファー・ロペスですか?ってのにまず笑ったんだけど。

 

Jennifer Lopez – Jenny from the Block 


 

 

外す格好良さ

 

M:専門用語としては何て言うのか分かんないんだけど、譜割りの問題でだいたいラップっていうのはね、4拍目に韻を踏むことが一番基本で、そこでジブさんやってるのは、1拍目韻踏みなのよ。

Z:そうなんですよ。

 

    俺は今だって Z from the
block 
ヤバメのビーツ ありゃ誰だって
ROCK 
ヒップホップはもちろんR&B
POP 
オファー止まらねぇぜ マジノンス
トップ

 

M:これってわりと珍しいんだけど、1拍目韻踏みってのは止まる雰囲気がするの。

Z:ふんふんふん。

1拍目でピッっと、疾走感を逆に無くしていくフロウをずっとやってるのよ。

これってDe La Soulの『Buddy』でやってるやつなんだけど。

Z:あー!はいはいはい。

 

De La Soul – Buddy (Remix) [feat. The Jungle Brothers, Monie Love, Queen Latifah & Q Tip] 


 

M:これはまたニッチな話しになるんですけど、そこがまずかっこいい乗せ方してきたなって思ったのね。

Z:ありがとうございます。

M:かつ、一番大事なことは当時ジブさんも言ってたんだけど。

ラップってさ頭から書く人は、最初に浮かんだ譜割りとか韻を踏む場所とかでさ最後までほとんど決まっちゃうじゃん。

Z:はいはいはい。

「後ろにしようか前にしようか」だけじゃなくて。

で、これは1拍目に韻を踏むんだと、アイディアとかコンセプトってやりきる事は意外と簡単なわけ。

Z:ふんふんふん。

M:それを最後に外すんだよ!

Z:あー!そうですね。

       そのスタイルまるで
ヒッチコック そのスタイルまるで
ビッグロックスターガンガン Shinin’ トップスター

M:ここら辺でずれるんですよ!

Z:そうなんですよ!

M:ここで外す!この外しがかっこいいんだよ!

これ最後まで同じ乗せ方でやると「あー、よく出来てるね」って感心にしかならないんだけど。

ここで外して最後は

そのスタイルまるでブルース・リー
形持たねぇのが俺のテクニック

4拍の所で踏んで普通っぽくなって終わるという、ここがハッっとさせる所で、これはパンチライン形で部分部分から書く人には絶対出来ないこれは。

Z:うんうんうん。

M:要するにパーカッションニストにしか出来ないライムというか。

こういう流れがあったから、こう変わるのが気持ちいいとか。

当時も言ってたよ「このフロウをいつまで続けるか、辞め所」

Z:そうそうそう!した気がする。

M:だからそこら辺が予定調和だけじゃダメな世界がありまして。

Z:そうですね。

あとこれ、自分でも好きなのが一番最後の

Z the E-E その後に B-R-A
MY WAY いつだってパーフェクト

という所の「いつだって」の入れ方とか自分好きです。

b:「つ」とかはね、音節の密度を出すのに非常に有効的なのでラッパーのみなさん達はそこらへん研究して頂いてね。

Z:そうですね。

<書き起こしおわり>

 

 

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