ZEEBRA&MUMMY-D、DEV LARGEとの出会いを語る|一触即発の90年代

WREP 第三研究室」において、ZEEBRAさん、MUMMY-DさんがDEV LARGEさんとの出会いについて語りました。

 

Zeebra:本日の第三研究室のテーマですけど、DEV LARGE特集でございます。

DEV LARGE特集をやる理由といたしましては、コンちゃん(DEV LARGE)が亡くなったのが2015年の5月4日で、早いもんで今年で5年が経つということで。

Mummy-D:5年かー、早いね。

Zeebra:早いのね、マジあの時はasiaがヤバいことになった覚えがありますけど。

Mummy-D:asiaじゃないでしょVISIONじゃない?

Zeebra:asiaでやらなかったっけ?

Mummy-D:それマキくん(Maki The Magic)だよ(笑)

Zeebra:それコッちゃん(Kダブシャイン)がコンちゃんに会って仲直りした日だ!

 

▼Kダブシャイン:後悔の無いバトル 〜”DEV LARGE” との最後の会話 


 

Mummy-D:あったよね!

Zeebra:あれから2年後か3年後でしょ?

Mummy-D:そうだね。

Zeebra:なんかごっちゃになってすみません。

まぁ5月ぐらいはコンちゃんへの思いを馳せようということで。

Mummy-D:そうだね。

Zeebra:おれとDがコンちゃんの話をオフィシャルでするっていうのも珍しいよね?

Mummy-D:もっと近い人ならあれだけどさ、近くないわけじゃないんだけど。

Zeebra:もちろんね。

Mummy-D:友達でもあったけど、ライバルでもあったわけで。

Zeebra:そうそうそう。

Mummy-D:ギドラ、ライムスター、ブッダっていうのはね。

ピリっとしてる瞬間もあったじゃん。

Zeebra:もちろん。

Mummy-D:だから貴重は貴重だよね。

Zeebra:まずさ、コンちゃん達とはどのタイミングで知り合ってるの?

Mummy-D:おれは多分94,5年なのかなぁー?

NYでやってるDEV LARGE君っていうのが日本に戻ってくるから、俺らとMURO君とかとやってた、下北沢にSLITSってクラブがあったんだけど「そこに遊びにきてLiveもするから仲良くしてー」みたいな感じでFILE RECORDSの岡田さんが繋げてくれたのよ。

Zeebra:ふんふんふん。

Mummy-D:で、国際電話で電話してさ、「待ってるねー」「観に行くねー」みたいな感じで。

そこでデミさん(NIPPS)にDisられて。

Zeebra:なにそれ?なにそれ(笑)

Mummy-D:それ有名な話じゃん(笑)

Zeebra:あれ、俺あんまよく分かってないかも。

それLive中に?

Mummy-D:Live中に、RHYMESTERの歌詞の一部を使ってDisってきたわけよ。

そんでさ、コンちゃんと俺は仲良くしようとしてたのに、Disられちゃったもんだから、ブッダのLiveが終わった後にアンサーしたわけよ。

Zeebra:はいはいはい。

Mummy-D:アンサーしたっつても、韻も踏んでない、ただ怒りをぶちまけてるだけみたいな。

Zeebra:はははははははは(笑)

Mummy-D:それに対して、デミさんとかああいう人だからスーって外に行っちゃっててコンちゃんだけ残って。

しょうがないからコンちゃんがそれを受けるみたいな。

Mummy-D:友達になろうとしていた2人がよく分からない理由で、、(笑)

Zeebra:はははは(笑)

Mummy-D:それがあのBeefの実情というか。

Zeebra:そういうことだったんだ(笑)

Mummy-D:そんなこともありましたね。

 

Zeebra:自分はねNYにコッちゃんと行ったんですよ。

ニューミュージックセミナーの時期でね、それを観に行こうってなって。

その時に何かのLiveを一個観に行ったのね、ちょうど現場にはスチャとかも来てて。

Mummy-D:あーそう。

Zeebra:その時は面識あるぐらいだったから、会釈ぐらいでの感じだったんだけど。

で、Liveの合間に飲み物を買いにバーカンに行ったわけですよ。

で、戻ってきたら頭ツルツルの日本人とコッちゃんが口論してる感じだったの。

Mummy-D:うんうん。

Zeebra:近寄ってたら「お!バトルしてる!」ってなって。

よく分かんないけど俺もコッちゃんの横にスパッと座ってコッちゃんのバースの切れ目で俺が入って2対1みたいな状況になった。

だけどお互い持ちネタを見せ合うみたいなやつだったからすぐに終わって。

だけどその帰りは3人で地下鉄乗って一緒に帰って。

コッちゃんがオークランド住んでたからそんな話を色々しながら。

という思い出ですかね。

Mummy-D:94年ですか?

Zeebra:そのぐらいですね、とにかく当時は今話してても分かるように皆んな一触即発だよね。

Mummy-D:だってみんな20代前半だからね(笑)

Zeebra:しかも、おれ達がなかなか上に上がらない空気もあったしね。

Mummy-D:あー、日本語ラップ誰も成功してないし、世間が認めてくれないし。

Zeebra:メディアに取り上げられる回数も少なかったとこも始めはあったじゃない。

Mummy-D:そうだね、今よりはね。

Zeebra:どうしてもこう、例えば今みんながコロナでこう、

Mummy-D:ピリピリしてる?(笑)

Zeebra:ピリピリしてるのと同じ感じで(笑)

Mummy-D:はははは(笑)

Zeebra:ピリピリしてたんだよ、多分当時はね。

Mummy-D:いやぁしてたよー。

 

 

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